アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2011年中学生の部受賞作品

グランプリ

  • 丸山 友裕(東京都)
    調布市立第四中学校 1年
  • 僕がこの写真を選んだ理由は、一生懸命働く祖父を撮りたかったからです。72才と高齢にもかかわらず、毎日八百屋を営む祖父の姿はとても立派です。この写真は、祖父が原発で風評被害を受けている福島県産の桃を勧めて売っているところです。市場で桃を買ってきて、消費者には安全だと伝えて売っていました。そんな祖父を僕は、誇りに思います。

準グランプリ

  • 内田 朋那(群馬県)
    ぐんま国際アカデミー中等部 3年
  • 私は小さい時から写真が好きで面白い物や、綺麗なものなどを撮っています。去年からは、おじいちゃん(83)とおばあちゃん(82)の写真も撮り始め、一冊のノートに張ってコメントを書いています。そのノートを2人に見せると、とても喜んでくれます。2人とも働きもので毎日外へ出て畑や田んぼで働いています。おじいちゃんは、思い立った事はすぐ行動に移しおばあちゃんは何も言わずにそれを見守っています。2人とも膝や腰が痛いにもかかわらず、仲良く2人で1日中外で働いているところが一番イキイキしています。

優秀賞

  • 石橋 可菜(新潟県)
    柏崎市立瑞穂中学校 1年
  • 私は祖父の働いている姿を見たことが無く、この機会に働く姿や表情を見たくて撮りました。農業は暑くて大変なので、祖父はとても苦しそうに働いているのかな、と思いました。しかし、暑いと思っても苦しいと思っても表情に出さず、一生懸命に働く祖父を誇りに思います。そんな祖父を撮りました。

優秀賞

  • 山本花乃(宮崎県)
    新富町立富田中学校 2年
  • この写真は、父が自衛隊員として最後のフライトをする時を写したものです。私の父は私が生まれる前からずっと自衛隊員として勤めており、F4という戦闘機を操縦していました。毎日朝早く出勤して、きつい訓練をして夜遅く帰ってきて、私たちの生活を支えてくれていました。
    今までありがとう…、お疲れ様…と思いながら写真を撮りました。

佳作

  • 足立 夏菜(岐阜県)
    大垣市立江並中学校 1年
  • 「今日も暑かったやろ、大変やったな、頑張ったな」父のいつもの言葉。夏休み、写真コンテストのため父の会社を訪問しました。機械の蒸せる匂い、会話もできないほどの騒音、立っているだけで汗が噴き出す・・・。そんな父に、どうでもいい返事をしていた私。母にどうすればいいか相談した。
    「あなたが元気で笑顔ですごしているだけでいいんだよ」
    私は、とびきりの笑顔で「おかえりなさい」と言い続けようと思いました。

佳作

  • 岡本紗葵(北海道)
    北海道教育大学附属釧路中学校 2年
  • 私は、人の笑顔が大好きなので、『釧路の笑顔』が撮りたいという思いで、今回、和商市場で働いている方の写真を撮りました。活気溢れるこの和商市場には、たくさんの笑顔があります。人前で、心からの笑顔をつくることができるのは、素敵なことだと思います。私も、このおばちゃんのように、素敵な人間になりたいです。

佳作

  • 片柳 優心(北海道)
    留萌市立留萌中学校 1年
  • 真剣に時計の中の部品を掃除していて「職人」という感じがしました。部品をはめるとき、一つ一つの部品の場所を覚えていてとてもすごかったです。ピンセットのようなもので部品をつまみ、専用のブラシのようなもので一つ一つ、ていねいに油で洗っていました。小さな部品は、拡大レンズを使って洗っていました。その時の真剣な表情がとてもかっこよかったです。私は、職人と聞くととても恐いイメージがありましたが、田村さんはとても穏やかで優しい人でした。仕事はとても繊細で、難しいと思います。でも、長く続けてきていろんな人との出会いや時計が直った時の感動を感じ、言葉数は少ないのですが自分の仕事に誇りを持ち、親切で温かみのある職人さんになったのだと思いました。

佳作

  • 郷 将文(神奈川県)
    平塚市立大住中学校 1年
  • 僕の中学校のランニングコースにある乗馬クラブです。馬に興味があり、お願いして写真を撮らせてもらいました。話しかけながら大きな馬をシャワーしてあげています。馬は気持ち良さそうです。馬が動くので、片足で台に乗っている姿勢がすごくつらそうに思いました。僕もシャッターのタイミングが難しかったです。

佳作

  • 志村 卓哉(神奈川県)
    藤沢市立善行中学校 3年
  • 父の会社の仕事を見て回り一番印象に残った仕事を撮影しました。大工さんが、上棟で建物の骨組みを組んでいるところです。高さ8メートル位の三階建て住宅の張りを組み立てていました。危険と隣り合わせの作業なので、口調も厳しく張り詰めた緊張感がありました。普段の優しい顔とは全く違い集中してとても厳しい顔をしていると思いました。

佳作

  • 田中莉奈(東京都)
    品川女子学院中等部 3年
  • 笑顔がすごく素敵で、楽しい授業をしている先生は、私に初めて英語を教えてくださった先生です。今の私が英語を嫌わずに取り組めているのは、いつでも明るくて、何でも相談に乗ってくれる先生のおかげです。そんな優しい先生だからこそ、今回撮影したいと思いました。
    I want to become an adult who enjoys working.

佳作

  • 内藤 未来(山梨県)
    南アルプス市立白根巨摩中学校 3年
  • この写真は母が美容師という職に就いてから、20年が過ぎ、今ではプロである母の姿を撮ったものです。また、美容師という仕事をもっと多くの人に知ってもらいたくて、この写真を撮りました。
    “お客さんとの会話の中での笑顔”。“髪を切る時の真剣な眼差し”。その一つひとつの表情で、この美容師という職が母にとってどれほど大切なものか分かるものでした。私は一目で母が憧れの存在となり、また1日でも長くこの職で働く母の姿を見続けたいと思いました。

佳作

  • 長谷川 廉(愛媛県)
    愛媛県立今治東中等教育学校 1年
  • 僕がこの写真を撮影した理由は、昔から家でタオルの仕事をしている母の姿を見てかっこいいと思っていたからです。家族のために、汗をかきながら仕事をしている母の姿はとても誇らしく思います。
    優しく、かつ、しっかりと家族を支えている母の様子をうまくとらえられた写真だと思います。

佳作

  • 手﨑 稜(兵庫県)
    三木市立緑が丘中学校 2年
  • 僕がこの写真を撮影した理由は、自分の祖父が、そろばんの珠作りの伝統工芸士で、数少ない職人の中でも多くの珠を作っている祖父を、すごいと思ったからです。祖父が一生懸命そろばんの珠を作っているので、祖父みたいに夢中になるものを見つけて頑張りたいと思いました。

佳作

  • 安永風人(宮崎県)
    新富町立富田中学校 1年
  • 僕の祖父は、町で小さな洋菓子屋さんを営んでいます。祖父は僕の母が小学校6年生の時に独立して、洋菓子屋さんを開業したそうです。僕や妹たちが遊びに行くと「食べたいケーキがあったら食べなさい。」と言ってご馳走してくれます。いつもは面白いことを言って笑っている祖父ですが、ケーキを作る時には真剣な顔になります。おいしいケーキをこれからもたくさん作ってほしいという願いを込めて撮影しました。

団体奨励賞

  • 調布市立第四中学校(東京都)
  • 藤崎 ひろみ 先生
  • 進路学習の一環として、生徒たちは「はたらくすがた」の撮影にとりくみました。仕事への興味の喚起と共に、勤労の魅力、大人への感謝や親への敬意などを新たに抱かせることができ、大きな成果を実感しています。
    そのうえ、思いがけず賞まで戴き、本当にありがとうございました。

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