アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2012年高校生の部受賞作品

グランプリ

  • 今泉 正博(愛媛県)
    愛媛県立八幡浜工業高等学校 3年
  • 市内で働く、じゃこ天屋の夫婦を撮影しました。店を構えて以来、夫婦二人三脚でとても美味しいじゃこ天を毎日作り続けています。「一つ食べていかんかね?」と頂いた出来立てアツアツのじゃこ天は、お二人のぬくもりを感じました。長年使い続けて、油で汚れてしまった器具たちは、その店の伝統そのものだと思います。

準グランプリ

  • 大城 翔太郎(沖縄県)
    沖縄県立真和志高等学校 3年
  • 沖縄の伝統文化は、テレビや新聞などのメディアで紹介される事しか知らず普段、見ることのない琉装のメイクの様子にすごく感激しました。今では、正しい方言を話せる人も少なくなっているそうです。 これをキッカケに、もっともっと知らない沖縄に触れていき、今度は私達が伝えられるようになりたいです。

優秀賞

  • 伊藤 満理奈(千葉県)
    共立女子高等学校 2年
  • いつもお世話になっている獣医さんの働いている姿です。飼い猫の健康が保たれているのもこの獣医さんのおかげなので、感謝の気持ちをこめて写真に収めました。獣医さんも、快く撮影に協力してくださいました。真剣な表情で診察をしている姿を見て、こちらも安心しています!

優秀賞

  • 北川 雄祐(静岡県)
    日本大学三島高等学校 1年
  • 今回の写真のモデルになってくれたのは、私の家の近所にある「天真堂」という時計屋さんのご主人です。おじさんは一級技能士の資格を持っています。撮影当日は解体した時計を組み立てるところを説明してくれながらずっと撮らせてくれました。部品が細かくて肉眼では見ることが出来ない物もあり、技術の凄さに感動しました。撮影に快く協力してくれて本当に感謝しています。

佳作

  • 飯田 奈海(神奈川県)
    神奈川県立大磯高等学校 3年
  • 夏休みに家族で横浜みなとみらいに行った時、たまたま横浜市消防局の救助訓練を見ました。ゴムボートに乗った隊員さんが真剣にオールを漕いでいました。陸上では監視の隊員さんが大声で指示を出していました。災害が相次ぎ防災意識が高まっている今、普段から訓練を行うことが大事だと改めて痛感しました。

佳作

  • 猪岡 柚香(徳島県)
    徳島県立城ノ内高等学校 2年
  • 父の故郷に帰省する途中に立ち寄った山間の万屋。たくさんの品物の中に笑顔で座ってる店主のおばあさんが印象的で、思わずシャッターを切りました。おばあさんは足が悪いらしいのですが、辛い表情も見せず、ニッコリと微笑んでお客さんとお話をする姿は素敵でした。おばあさんの優しい表情を捉えることができたのでよかったです。

佳作

  • 内山 由希菜(香川県)
    香川県立坂出高等学校 1年
  • この写真は私の祖父が漁に使う網の手入れをしているところです。祖父は漁師をしています。網の出し入れなどの重労働を行なう祖父はとても70歳には見えません。「燃料費は上がるのに漁獲高は減っていて困る。」と話してくれました。漁師は大変な仕事だけど、これからも頑張って欲しいと思っています。

佳作

  • 大槻 幸平(茨城県)
    茨城県立鉾田第二高等学校 2年
  • この写真は,茨城県にある茅葺き民家で撮影した茅葺き職人さんの写真です。失われつつある日本の伝統文化を維持していく人に感銘を受け,もっとたくさんの人に知って欲しいと思い撮影しました。足場の上で作業している職人さん達にお弟子さんが新しい茅を運んでいる場面です。それぞれの作業は違っても直向に茅を葺く姿がいいと思いました。

佳作

  • 加戸 武志(愛媛県)
    愛媛県立八幡浜工業高等学校 2年
  • 僕のおじいちゃんは、僕が生まれる前からずっと写真館をやっています。この写真館は、町で一つしかありません。一度、火事にもなったことがあるそうです。それでもおじいちゃんは写真館を建て直しました。最近では、カンボジアなどに行って写真を撮っています。そんなおじいちゃんが僕は大好きです。

佳作

  • 本多 郁実(大阪府)
    大阪市立工芸高等学校 1年
  • この写真は大阪市にある鶴橋商店街で撮影しました。大量の魚を素早く捌くおじさんの姿が格好よかったので撮らせてもらいました。撮影しながら話をしていると、なんとこの場所で50年間も魚を捌きつづけているとのこと。「毎日いろんな人が来てくれて楽しいよ」と笑顔で話してくれました。そのときの顔はいまでも忘れられません。

佳作

  • 小川 瑳笑(愛知県)
    愛知県立田口高等学校 3年
  • 奥三河で生まれ育った私は、物心つく頃から林業に関わる仕事をしている父と、一緒に山に入ることがありました。私は父の姿を見てきた影響もあり高校は林業科を選び、林業の厳しい現状や、森林の重要性などを学びました。山仕事をしている時の表情は凛々しく、林業後継者の減少が問題視される林業に携わる父を誇りに思います。

佳作

  • 佐藤 桃子(静岡県)
    日本大学三島高等学校 2年
  • 私が小さい頃から、毎年夏になると山梨の桃農園を訪れています。この写真はその農園を経営するおばさんが桃の選別をしながら箱詰めをしているところです。いつもの優しい笑顔は消え、真剣な表情・まなざしで働いていました。その姿から、大切に育てた桃への愛やお客さんへの愛、そして何よりも仕事への愛が感じられます。

佳作

  • 玉元 花菜(沖縄県)
    沖縄県立宜野湾高等学校 2年
  • 古くからの友人と世間話を交えながら藁をまとめる仕事をしているのを見ていたら、綱引きの伝統が始まった300年以上前もこうゆう風に皆で働いてきたのかもな、と感じました。この暖かい人柄あって、300年以上も伝統が続いて来たのだろうと感じました。なんとなく参加してきた綱引き行事が行われるまでの過程を知り、この伝統を受け継いでいきたいと思いました。

佳作

  • 間尾 雪(香川県)
    香川県立坂出高等学校 1年
  • 写真の女性は小さい頃から洋服が大好きで、服飾の専門学校を卒業して夢だった「女の子のおしゃれ着 Magic Flower」というお店をオープンさせました。生後十カ月の息子さんの面倒をみながら、大好きな仕事を生き生きとこなしていて、とても素敵だと思いました。私も自分のやりたいことを仕事にしようと思いました。

団体奨励賞

  • 戸板女子高等学校(東京都)
  • 情報科 岸川 智子 先生
  • 団体奨励賞に選んでいただき、ありがとうございました。2008年にこちらのコンテストを知り、それ以来情報科の夏休みの課題として中学3年生や高校1年生が、毎年取り組んでまいりました。中高一貫校なので中学3年生から進路学習を行い、将来の夢や仕事について学んでいる中での制作となっています。作品は文化祭で掲示を行い、多くの方々に、生徒たちが写し撮った一瞬やコメントを興味深く鑑賞していただいております。

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