菅村 雄介

菅村 雄介

「働きたい!」〜その気持ちを持つために〜

人物紹介

大学卒業後、司法書士を目指して資格専門学校に通いながら、アルバイトをして生活する。その後の2005年、派遣スタッフとしてアイデムで働きはじめる。ジョブアイデムの設置拠点を開拓する業務で各地を走り回る中、その実績を評価され、2006年正社員としてアイデムに入社。
入社してからはジョブアイデム営業部JOBセンターに配属され、現在に至る。
「働きたい!」〜その気持ちを持つために〜
  • 東日本事業本部 JOBセンター 紹介

PROFILE OF EAST JAPAN DIVISION JOB CENTER

JOBセンターでは、求人フリーペーパー「ジョブアイデム」の流通・設置業務を管轄している。サンプリングの企画、設置場所等に関する読者相談、問い合わせの対応が主な業務。また、より多くの求職者の手にジョブアイデムが行き渡るよう、設置拠点の増設交渉や、部数管理も行っている。

REPORT-01

人生の転機は、アイデムに出会ったこと

「仕事とは、人が目的をもって動くということ。」こう語る菅村雄介さんは現在、株式会社アイデムのJOBセンターで主にジョブアイデムを並べるラックの管理をしている。これは駅や大学などに多く設置され、現在も新たな設置場所の開拓を進めている。1週間の始まりはジョブアイデムの部数の調整からだ。菅村さんは1700件ものラックを担当する。求人誌には常に新しい情報が求められるため、現場に実際に出向いて調査することも欠かせない。

そんな菅村さんだが、かつて全力で追いかけていた夢を諦めたことがあった。以前の菅村さんの夢は司法書士になること。朝昼はアルバイトをして、夜は司法書士の試験勉強のため学校に通った。しかし2005年、派遣会社からの紹介でアイデムでの仕事を始めた。これがきっかけで菅村さんの人生は大きな転機を迎えた。

派遣と言っても、菅村さんに課せられる仕事は厳しい。最も人の手にとってもらえる設置場所を確保すべく、1か所ずつ出向いて交渉する飛び込み営業を続けた。最初こそ右も左も分からない世界だったが、徐々に努力が結果に繋がるようになった。自分の頑張りで新たな雇用が生まれた時、この仕事の楽しさを感じた。もともと人当たりの良い菅村さんの性格が、店舗や業者の心を動かしたのかもしれない。しかし、彼の努力も虚しく、試験には落ちてしまった。菅村さんの司法書士になるという夢は断たれてしまう。「向いてなかった。」明るく語る菅村さんの笑顔とは裏腹に、その眼には当時の悲しさが窺えた。そんな時彼を救ったのは、アイデムで派遣社員を始めてから現在まで上司である、横溝和也さんだった。

REPORT-02

武器は熱意と人柄

横溝さんは、彼が試験に落ちてしまったことを知っていた。「菅村、うちの正社員にならないか。君のノウハウを伝えて欲しい。」横溝さんからの言葉が、彼の心に強く響いた。この仕事は楽しい、人に喜んでもらえると実感できる仕事でもあった。何より、彼の人当たりの良さがこの仕事にあっていた。菅村さんは実際に働いてみて、感じたことがある。「ラックを○○駅において欲しい。」「うちの近くのスーパーに設置して。」時には、お客さんから、ラックの設置を頼まれることもある。こんな時、彼は人に必要とされている仕事なのだと実感する。

 菅村さんは正社員になった後、大きな成功を手にした仕事がある。当時、彼はある渋谷の弁当屋が、立地も申し分なくラックの新たな設置場所になるのではないかと目星をつけていた。しかしこの弁当屋というのは、他社も含め過去に1度もラックを設置したことがなかった場所だった。「私も3,4回通いましたよ。お弁当を買って、孤独に宮下公園で食べたこともありましたね(笑)おかげでラックの設置許可をもらえたんですよ。」この時、弁当屋の店主からは、「あんちゃん、サラリーマンっぽくなくて、話しやすいね。」と言われた。熱意と人柄が伝わったと感じた。何より、ライバル会社に勝ったような気がして、嬉しかった。

REPORT-03

失敗の先に・・・

しかし楽しいことだけではなかった。入社してから、順調にラックを増やした菅村さん。そんな彼を絶望に追い込んだのは、リーマンショックだった。不景気のため、ラックの撤去をせざるを得なくなったのだ。「自分で増やしたものを、自分で減らさなければいけないのは辛かったですね。」自分で頭を下げて回収にまわった。ジョブアイデムは、地方版はなくなり、最終的に残り一版となってしまった。このような状況下で、彼はどのようにして立ち直ることができたのか。「この一版だけは残そうという思いで頑張りました。営業の人たちが売り込める媒体を作らないとね。」この状況が彼を奮い立たせた。現在は景気も回復し、新たな冊子も展開している。窮地に立たされても諦めなかった菅村さんの強さを感じさせられた。

 失敗しても諦めずに挑戦し続ける菅村さん。彼の背中を強く押すもののひとつに、あるエピソードがある。「とある大学で、学生版ジョブアイデムのサンプリングをすることになったんですよ。でもその日は雨で。日を改めたんですけど、いるはずの学生が全然いなくて。実は休講日だったんです。あれはこたえたなぁ。」 この経験から、もう同じような失敗をしないようにと決意すると同時に、事前準備の大切さを実感したという。菅村さんには自分ルールがある。業務中に交通違反をしたときは坊主にして自分を戒めた。このように彼は、失敗を忘れないように、自分にペナルティを与えるようにしている。「日々精進ですね。」と笑う菅村さん。彼が仕事を楽しむことができるのはここに理由があるのかもしれない。

 そんな菅村さんを支えているものの一つに、マイケル・ジョーダンの言葉があるという。「10本連続でシュートを外しても僕はためらわない。次の1本が成功すれば、それは100本連続で成功する最初の1本かもしれないだろう。」このように、「何でもやってみよう、そういう精神はもっていますね。」と菅村さん。チャレンジ精神を持つことの大切さを感じさせてくれた。

REPORT-04

まずはやってみること

私達の就活への不安を素直にぶつけてみた。「就活になかなか意欲的になれない学生も多いと思うんです。」すると、「私も意欲的ではありませんでした。」と、菅村さんは言う。大学卒業後、2社に採用されたが、どちらも入社することはなかった。「まずはやってみることです。知ること、知ろうとすることが大切。仕事はもちろんつらいことも多いですよ。でも、その中から楽しいことを見つければ良い。」そんな彼は一体どんなきっかけで働くことに意欲的になれたのか。「アイデムに入りたかった、という訳ではないです。人との縁があって。横溝さんですね。彼には恩を感じているし、返したい。いつか抜いてやりたいとも思っています。それが今の私のモチベーションですかね。」

 私達に対しては「最初はお金のために働きだしても良いです。それから楽しさややりがいを見つければ良いし、社会貢献につなげて考えるともっと頑張れるんじゃないかな。」と笑顔で教えてくれた。就活生に何か一言とお願いすると、真剣な表情でこう答えた。「まず業界や企業研究をすること。その中から楽しそうだな、と思えることを見つけて受けたら良いと思います。調べれば、ひとつぐらい出会えるものです。次に、企業は新入社員や君たちのような若い世代のアイデアを欲しがっています。そこに個性を出すことが大事です。」自分が設置したラック、そして、そこからジョブアイデムを手に取った人と仕事が繋がるという喜びによって、菅村さんから、この言葉が出てきたのだろう。そして最後に、こう付け足した。「とにかく、まずやってみることです。何社も落ちたり、希望の業界に入れなかったりすると思う。でもそこで負けず、何でもまずは一生懸命にやって、皆さんには良い社会人になって欲しいです。」

 菅村さんの明るい人柄を通してラックが設置され、そこからジョブアイデムを人々が手に取り、人と仕事が繋がっていく。目的をもって行動することで、そこから様々なものが生み出される。それは成功や失敗など、必ず良いものであるとも限らない。しかし、それらが私達の求める「働きたい」という気持ちへと繋がることは確かだ。「仕事とは、人が目的を持って動くということ。」菅村さんのこの言葉が、心地よい風とともに胸の中を駆け抜けた。

  • 編集後記

EDITOR'S NOTE

チーム集合写真 今回実際に社員の方に取材をすることで大変緊張もしましたが、お話を聞くうちに取材を楽しむことができました。記事作成でも、各自役割を把握し、切磋琢磨しながら良い記事を完成させることができました。大変貴重な経験をすることができ、勉強になりました。
最初は、プロでもない素人の大学生が良い広告なんて作れるのか不安に思っていました。でも実際、気づいた時には資料やメモで散らかった机の上で、4人が夢中になってパソコンに向かっていました。一つの広告をチームの皆で作り上げる喜びを感じました。
様々な意見に触れ、視点に触れ、そして言葉に触れて。受け取る情報の多さの中に、本当に大切な事を見つけることがいかに難しいか、身をもって感じました。理屈ではなく実感したことが糧となりました。言葉を扱うことが、もっともっと大好きになりました。アイデムのインターンシップに参加して、本当に良かったと感じています。相手について「考える」こと、解りやすく「書く」こと、伝わるように「話す」こと、社会人としての「マナー」。それらを学べたことは自分にとって、今後、大きな財産になると感じています。

AIDEM×internship

このページのTOPへ