課長 比留間 鉄也

課長比留間 鉄也

アイデムの“最後の審判”

人物紹介

1989年、株式会社アイデム入社。
入社から2009年まで営業職で活躍。
2010年4月、広告審査室課長に就任。
最近の趣味は水泳。
アイデムの“最後の審判”
  • 広告審査室 紹介

PROFILE OF ADVERTISING REVIEW DEPARTMENT

自社媒体に掲載される求人企業及び求人情報の掲載前審査。及び読者からの問い合わせ、相談対応等。

REPORT-01

広告の“始まり”と“終わり”を支える

8階でエレベーターの扉が開くと、そこは静寂に包まれ、何やら背筋が伸びるような緊張感が漂っていた。そのフロアの奥にある小さなオフィス。ここが広告審査室だ。「広告審査室」と聞いて、どのような仕事を連想するだろうか。文章の厳しい校正、はっきりと「NO」を突きつける仕事……そんな内容を思い浮かべるかもしれない。「確かにお堅い部署ではありますが、ここはアイデムの広告の『最後の砦』であり、『生命線』だと思うんですね。」 そう答えたのは、広告審査室課長の比留間鉄也さんだ。ここに就任して5年目になったが、常に念頭にあることを語ってくれた。 「すべての求職者の方は、当然ですが真剣に職を探しています。そういった方に『働いているイメージ』を持ってもらえるような広告なのか、企業と求職者の間に誤解が生じることがない広告かどうかを審査しています。」

一方で、広告審査室の役目は、審査を経て広告が世に出た後にも重要な意味を持っているという。「普段から電話を通して、アイデムの広告を見てくださった方と直接関わっていけることも大きな特徴ですね。その声を通して、よりよい広告をアイデムが作っていく。そういった循環を生む、始まりの部署でもあるんです。」

REPORT-02

“半分読者、半分雇用主”の視点で

アイデムの広告が世に出るまでの『始まり』と『終わり』を支えている広告審査室。世の中に出せるかどうかのアイデムの判断基準は、他社のものより厳しいという。「アイデムの広告審査基準では、販売職一つ取ってもどのような販売形態なのかにきちんと迫ります。例えば、教育関連の販売業。一見『教育関連』ということで真面目そうな印象を受けるかもしれないけど、販売形態がいわゆる『押し売り』だったらどうだろう。こういった社会的に反する内容をしている仕事を、アイデムではちゃんと見極めるようにしています。」

広告で用いられている表現が適切かどうかの判断も、広告審査室の重要な仕事の一つ。言葉遣いも広告における重要な要素だと比留間さんは語る。「もし『中高年歓迎』という広告があったとしたら、それを見た学生さんたちはどう感じるかな? 『私たち学生は募集対象じゃないのかな』と思ってしまう可能性はあるよね。でも、本当はそうじゃなく、こういった誤解を避けるための言葉遣いを、我々はよく考えなくてはいけないんです。」 求職者と企業をつなぐ広告をつくるアイデムにおいて、自らの部署を「最後の砦」と表現した比留間さん。社内の広告を審査する上で、いつも重視していることとはなんなのか。「『半分読者、半分雇用主』目線でやっていかなくてはいけない。」 背筋をよりしっかりと伸ばして、比留間さんはこう続けた。「この『半分読者』目線があるからこそ、広告としての品質が維持されているという自負はありますね。」

品質に対する自負、それが比留間さんのやりがいにつながっているという。しかしそのやりがいを発見できるまでには、様々な苦労があったという。元々営業職で働いていただけに、最初は必死で営業が取り付けてきた仕事を却下することに抵抗があった。しかし、いつまでもそちらに感情移入しているわけにはいかない。「営業の立場と読者の立場、両方わかるということが私個人の強みと考えて、営業の方にも事情を納得してもらえるような説明を心がけていますね。 『この企業掲載して大丈夫かな~。そうだ、広告審査室に相談しよう』と思ってくれるような、アイデム社内での相談口になれたらなって考えています。」

今でこそやりがいを持って広告審査室で働く比留間さん。しかし、20年間営業職一筋だった比留間さんに訪れた、突然の広告審査室への異動。異動した最初のころは、少なからず戸惑いや不安はあったという。「確かに『え?あ、そうなんだぁ』と多少は思いましたね(笑)。今まで営業一色だったわけですから……。」広告審査室に異動になってからは、労働法の知識やアイデムならではの審査基準など、知らないことが山ほどあった。慣れない仕事にも戸惑いを感じたが、毎日勉強を怠ることなく仕事に向かった。広告審査室には特別な資格やスキルは必要ないと、比留間さんは語る。「知らないことがあれば勉強すれば大丈夫。日々の勉強が大切です。」異動により、営業としての視点だけでなく、新たな視点を手に入れた比留間さんは自信を持ってこう続けた。 「この部署では、この会社における広告の品質そのものに密接に関わることができる。重要なことをやっているぞ、という責任感はあるかな。」広告審査室の背負う責任は大きいが、背負うだけの価値と魅力がそこにはある。

REPORT-03

長年の疑問……、“働く”って何!?

「ちょっと格好よく言いすぎちゃうかもしれないけれど、『働く』って事は、人の成長、自分自身の成長かな。」入社した当時、比留間さんは社会貢献や一人でも多く求職者をマッチングしようなどとは思っていなかった。それよりもその日の仕事に一生懸命で手一杯だったと語る。

長年働いてきた今になって、『働く』とは最終的に自己成長であるという答えを導き出せたと語る比留間さん。日々、様々なことを判断する場面は多いが、その判断材料は自らの「働いた経験」の中から見出すことになる。「例えばみんな毎日、さまざまな判断をしているよね。今日はどの服を着るかとか、どっちの道で行こうか、右に曲がるか次の信号で曲がるか判断を求められている。そんな些細なことでも、決めるのは自分自身の経験によるものだよね。」そして、その判断力は自己の成長により精度を高めていき、仕事の成果へと循環していくという。「じゃあ、成長していいことがあるの?と聞かれると、私は『ある』と思う。成長したら物事の視点が変わる。さらにそれが人格に跳ね返ってくれば、周りからの評価も上がってくるものかな。」 25年近く働いた経験があるからこそ、『働く』ということが自分自身の成長であると言い切れたのかもしれない。そこで、今もなお不安を感じている就職活動生に送る言葉はあるか、経験豊富な比留間さんにアドバイスを求めてみた。

REPORT-04

やっぱりこれは聞きたい。就職活動生への助言!!

「最初はね、難しいこと考えなくていいと思いますよ。仕事に対してのイメージっていうものはぼんやりしていて、具体化は難解だよね。せっかく就職をするなら良い会社に就きたい!誰もが知っている会社に就きたい!ってみんな考えると思うよ。」人間誰しも世間の目を気にして企業を選びがちな部分はあるだろう。そんなぼんやりとしたイメージを持ったままでも、大切にしてほしいことがある。比留間さんの表情こそ変わらないが眼鏡の奥にある瞳から真剣さを窺えるような光を感じた。 「自分にとっての『優良』企業っていうのがどういうものなのかをしっかり考えてほしいかな。それはどんな会社であろうと、安直な考えの元ではなく自分で判断してほしい。その際は、データを自分の目で見たり、応募した会社に実際に足を運んでみたり。」 アイデムでは求人広告の依頼があると実際にその企業に足を運んで目で見て感じることをまとめる事を徹底している。こういった比留間さん自身の過去や経験から導き出せたアドバイスなのかもしれない。「先のことを想像できないのは当たり前!なら、今出来ることをやりましょう。大切なのは、固定概念を強く持たず会社を自分で見ることですね。」

  • 編集後記

EDITOR'S NOTE

チーム集合写真 読者に「広告審査室に就きたいと思わせる」という テーマのもとインタビューを進めたが、比留間さんにインタビューする中で、それ以上のものを得ることができた。「最終的に働くのは自分である。固定概念やまわりの 意見に流されず、自分にとって良い企業かということを考え、自分自身で判断してほしい。」 私たちに限らず、全ての就活生に響く言葉ではないかと感じる。5日間のインターンシップを通してさまざまな気づきがあるが、特に客観的に物事を見る重要さを学んだ。広告審査室にインタビューさせて頂くというという貴重な経験により、企業側から発信するだけではない、全く違った視点からの“広告”というものに触れることができた。客観的に見るということで、相手の立場に立ちニーズを考えることにもつながってくる。そのなかで最終的には、意図というものを軸とし、それに対しての考えをグループとしてまとめることができた。多くの収穫が得られた今回のインターンシップ。限られた時間の中で、ゴールを見据えその方向に持っていく難しさを痛感したが、4班全員で協力し乗り越えることができたのではないか。

AIDEM×internship

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