グランプリ

- 「職人」
- 浦田 怜那(熊本県)
八代白百合学園高等学校 3年
- 鹿児島での撮影の際に訪れたガラス工房。私は今まで一つ一つの工程を間近で見たことはありませんでした。熱気で顔を赤くしながらも真剣な表情で作業する職人さん。長年の経験により培ってきた技術があるからこそ、素敵なものが作れるのだな、と感動しひたすらシャッターをきりました。
準グランプリ

- 「職人の証」
- 野口 花梨(大阪府)
大阪府立生野高等学校 2年
- 鉛筆削りを作る工場で、はたらく社長さんの手を撮影しました。会社の商品である「TSUNAGO(R)」を手に取り大事にされている姿は、はたらいている姿を連想させてくれます。材料である鉛で汚れた手や爪を見ると、仕事に対する熱意を感じることが出来ました。
優秀賞

- 「左右要確認」
- 新 苗子(広島県)
広島県立広島井口高等学校 1年
- 鞆の浦の昔ながらの町並みと郵便配達員の雰囲気が合っていると思い、シャッターをきりました。ただ郵便物を届けるだけでなく、交差点でしっかりと左右を確認する姿から、仕事に対する一生懸命さも感じました。
優秀賞

- 「さぁ買っとくれ!!」
- 奥山 津久海(北海道)
立命館慶祥高等学校 1年
- 「はたらくすがた」というテーマから、小学校の頃、一度社会見学で行った卸売市場の活気ある人達の姿を思い出し、朝4時に家を出発して競りを見学しました。真剣な顔つきの人達が群をつくって青果を競り落としていました。その日は、らいでんメロンの初競りでテレビもきていました。その中で野太い銅鑼声の競り声の迫力ある男の人に目を奪われシャッターを夢中で切りました。
佳作

- 「長年の技」
- 諸喜田 美月(沖縄県)
沖縄県立宜野湾高等学校 2年
- 壷屋大通り周辺を歩いていると、とてもスゴイ壷を作っていました。おじいさんに話を伺うと50年以上この仕事をしていて、この時に作っている壷も作り始めて4日目と言っていました。壷についているのは龍でその龍もとても細かくてスゴかったです。長年の技はスゴイものだと改めて感じ撮りました。
佳作

- 「JUMP!」
- 細川 夢乃(京都市)
同志社女子高等学校 3年
- イルカとトレーナーさんとのコンビネーションに感動し、いつの間にかイルカの動きをファインダー越しに追いかけていました。イルカがトレーナーさんを押し上げ、共に大きくジャンプをしたその瞬間、私は思わずシャッターを切っていました。観客を魅了して目を離させないイルカは誇らしげに仕事をしているように見えました。
佳作

- 「まなざし」
- 松本 毬絵(大阪府)
大阪府立生野高等学校 2年
- クラブの撮影会のときにワイン工場にお邪魔して、ぶどうのお手入れをしているところを撮らせていただきました。ぶどうの葉っぱごしに真剣な顔をされていたのが見えたので、いいなと思って撮りました。
佳作

- 「早朝から」
- 岡根 立樹(香川県)
香川県立多度津高等学校 2年
- 早朝、カメラを持って自宅近くの散歩コースを散歩していると、一人黙々と田んぼを耕している農家の方がいらっしゃいました。お話をお聞きすると、お米を作っていらっしゃるそうで、「朝早くからの作業は大変だ」とおっしゃっていました。大きなトラクターと共に黙々と頑張る姿を見て「農業ってカッコいいな」と思いました。
佳作

- 「俺の心は18歳」
- 平島 詩織(茨城県)
茨城県立土浦第二高等学校 3年
- この写真は校内のスポーツ大会の時に撮影したものです。部活動対抗リレーの際、吹奏楽部の男子部員の人数が足りないため顧問の先生が代わりに走っていたのが印象に残りシャッターを切りました。すると、後ろから迫ってくる他の部の生徒に抜かされてしまいそうな時の驚きと焦りの表情を偶然撮ることができました。結局、先生は抜かされてしまったのですが、それでも必死に走る先生の「はたらくすがた」に感動しました。その姿はまるで高校生のようでした。
佳作

- 「トローリ、お待ちどおさま」
- 津島 良伍(広島県)
広島県立因島高等学校 3年
- 今年の夏、僕の住む島に古民家を利用したかき氷屋さんがオープンしました。お邪魔したのは、そのオープンの日です。島のはずれにできたこのお店に、沢山の人が訪れていました。多くを食べられない人や、小さな子のためにミニサイズも作ってくれます。ご主人が、少し緊張しながら、笑顔いっぱいでシロップをかけているところを撮影しました。
佳作

- 「よってくかい?」
- 徳重 春菜(東京都)
東京都立瑞穂農芸高等学校 1年
- 写真部の撮影会で訪れた夏の鎌倉。汗をかきながら「いらっしゃい!」とセミに負けない声を出す土産屋のおばちゃんに惹かれ、写真を撮らせてもらいました。「恥ずかしいなあ」と言いつつも最高の笑顔を向けてくれたおばちゃん。撮っている私も笑顔になってしまいました。写真の中のおばちゃんは、夏みたいに輝いていると思います。
佳作

- 「職人」
- 青木 理紗(香川県)
香川県立坂出商業高等学校 2年
- お父さんの仕事現場を撮りました。いつも家で見ているお父さんとは違う一面が見れました。部品を切断している場面では、火花がたくさん飛んで、迫力がすごかったです。火傷や怪我を伴う危険な場所での仕事はとても大変なんだと思いました。
佳作

- 「美魔女~50周年~」
- 佐藤 まりん(新潟県)
新潟明訓高等学校 1年
- 母は「魔女」である。世の女性達をメイクやエステという「魔法」で美しく変身させてしまうのだ。お客様がこの「魔法」にかかると、徐々に自信に満ち溢れた笑顔に変わっていく…その光景を初めて目の当たりにした。お客様と接する、母の笑顔の奥にある真剣な表情がとても印象的で、母の仕事に対する情熱やプロ意識の高さがひしひしと伝わってきた。お客様の笑顔を増やすお手伝いができる素敵な仕事だと思う。母は今日もこの「魔法」でたくさんの人々を幸せにしていることだろう。
佳作

- 「田植え」
- 西川 巴流(香川県)
香川県立坂出商業高等学校 2年
- この写真は、田植えをしているおじさんを撮りました。毎年6月に家族総出で田植えを行っていておいしいお米を作っています。水をはった田んぼでは、おじさんの姿が水面に映るので、シンメトリーの構図で撮影することができました。来年も撮りに行きたいです。
団体奨励賞
- 香川県立坂出商業高等学校(香川県)
- 小山 晃俊 先生
- この度は、光栄な賞をいただき、本当にありがとうございます。私たちは普段から人を撮り続け、人を見つめ、人の魅力を引き出せるように被写体と写真に向き合っています。撮影会においても様々な職業人に出会い、コミュニケーションを図りながら撮影することによって職業理解に繋がり、仕事の意義を考えさせることができます。これからも写真を通して様々な職業人の魅力が伝えられるように頑張っていきたいと思います。
