「英語の絵本」
「一生懸命」
「生きがい」
「人馬一体」
「真剣な眼差し」
「尊敬しているお母さん」
「思いをガラスに」
「切断!」
「安全確認 異常なし!!」
「豊かさ」
「美味しいお肉をお届けします!」
「にこやかに特産物を販売!」
「パン作り一筋40年、最後の夏」
「クリエイターの1日」

アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2016年中学生の部入選作品

グランプリ

「英語の絵本」

  • 「英語の絵本」
  • 山﨑ランサム 美登里(愛知県)
    愛知教育大学附属岡崎中学校 2年
  • これは母が幼い子供たちに英語の絵本を読み聞かせている様子です。母は英語の教師をしていて、子供のレベルに合わせて教材を選びます。少ししか英語がわからなくても頑張って理解しようとする気持ち、英語がわからなくても楽しめるように工夫して伝えようとする気持ち。それぞれの思いが重なって、通じ合う瞬間です。

準グランプリ

「一生懸命」

  • 「一生懸命」
  • 粟野 遊馬(茨城県)
    下妻市立東部中学校 2年
  • 母は、会社で海外からのお客様の電話応対をすることが多いそうです。職場体験で会社を訪問したとき、英語で会話をしながらパソコンでメモを取る母の姿を初めて見ました。時には分からない用語を検索し、翻訳しながら応対することもあるそうです。とてもすごいなと思いました。写真に「すごいや、大変そう」という気持ちを込め、シャッターを押しました。

優秀賞

「生きがい」

  • 「生きがい」
  • 土井 直人(三重県)
    鈴鹿中学校 2年
  • 「海の清掃ボランティア・漁師体験」に毎年参加しています。そこにとてもいい顔でお仕事されている81歳の漁師さんがいました。「私の生きがい」と誇りを持っている姿が輝いて見えたので撮影させていただきました。僕も一生現役で「生きがい」と胸を張って言えるような仕事をしたいです。

優秀賞

「人馬一体」

  • 「人馬一体」
  • 礒田 一希(宮崎県)
    宮崎市立加納中学校 1年
  • この写真は乗馬のインストラクターの練習風景を撮影したものです。僕は将来、騎手を目指しています。この方は、お世話になっている先生でもあり目標としている先生です。馬は人間と同じで、それぞれ個性があり、乗りこなすことは難しいのですが、その分、やりがいもあります。生き物相手なので毎日休みなく早朝から夜まで馬の世話をする体力のいる仕事です。皆を魅了できるこの仕事は、とても素敵だと思います。

佳作

「真剣な眼差し」

  • 「真剣な眼差し」
  • 恩田 壮(東京都)
    世田谷区立桜丘中学校 2年
  • お父さんはいつも家ではふざけてばかりいるけれど、仕事になると真剣な眼差しに変わりました。その目から一人でも多くの人を助けたいという気持ちが伝わってきました。顕微鏡を覗く眼差しは厳しいですが、患者さんを緊張させないように、時々おどけた声で話しかけていました。お父さんは前に、今できる限り患者さんを最高の状態にしてあげることが務めだな……と言っていたのを思いだしました。

佳作

「尊敬しているお母さん」

  • 「尊敬しているお母さん」
  • 岡本 夢(徳島県)
    吉野川市立鴨島第一中学校 2年
  • 私の母は、水泳のコーチをしています。楽しそうに子供と接する母はいつもの母ですが、厳しさや、てきぱきと指示を出す姿は、仕事をするときならではの、もう一つの母の顔なのだと実感しました。最近、私も「はたらくこと」についての学習をしています。自分も母のように、やりがいのある仕事をやってみたいと考えています。

佳作

「思いをガラスに」

  • 「思いをガラスに」
  • 菅沼 美鈴(大阪府)
    大阪市立天満中学校 3年
  • おっちゃんは実験道具の硝子の部分を作っています。しかし、体を悪くしてしまいました。この職業をしている人は少なく、跡継ぎがいません。だから、おっちゃんは、自分の体に鞭を打ち頑張っています。この写真を見たとき、おっちゃんの思いが硝子に伝わっていると思いました。おっちゃんが健康で、いつまでも仕事を続けていけることを願っています。

佳作

「切断!」

  • 「切断!」
  • 川田 星沙(大阪府)
    金蘭会中学校 3年
  • この写真は、父のバイクの修理についていった時の写真です。今までに見たことないくらい大きな機械だったので、「すごいなぁ」と思って、写真を撮らせてもらいました。この機械の名前は、「バンドリー」といって、鉄を切断するための機械だそうです。鉄を切断するための機械だったので、私が思っていたよりも一瞬で、とてもびっくりしました。他にもたくさんのいろいろな道具や機械を使っていて、すごいと思いました。

佳作

「安全確認 異常なし!!」

  • 「安全確認 異常なし!!」
  • 坂田 大和(鳥取県)
    倉吉市立西中学校 3年
  • 父親の仕事は、「電柱に昇る仕事」というイメージが強かったです。しかし、電柱に昇る前にたくさんの安全確認をしている姿が、とても印象的でした。普段当たり前に使っている電気も、父親の背中を見ていると、とてもありがたく感じることが出来ました。また、仕事をしている父親の姿は、いつもより更にカッコ良く見えました。

佳作

「豊かさ」

  • 「豊かさ」
  • 松橋 加梨(北海道)
    帯広市立大空中学校 2年
  • この写真は家族と牧場に遊びに行った時の写真です。生き物とともに働く人の笑顔を見てとても素敵だな、と感じました。十勝は自然が豊かです。その環境の中で、いずれは出荷されてしまう牛を、出荷されるその日まで一頭一頭、大切に育てている人がいます。私は自然だけではなく命を育むことこそ「豊かさ」だと感じました。

佳作

「美味しいお肉をお届けします!」

  • 「美味しいお肉をお届けします!」
  • 一瀬 凜香(東京都)
    富士見丘中学校 1年
  • 私がこの写真を撮った理由は、肉を売っている所は見たことがあったけれど、切っている所は普段見ることができないので、この機会にどんなことが行われているのか知りたいと思ったからです。また実際に見ることで見栄えが良くなるように、手際よく切られていることが分かりました。こまめに手や道具を洗うなど、衛生面にもとても気を付けていました。

佳作

「にこやかに特産物を販売!」

  • 「にこやかに特産物を販売!」
  • 久保田 智恵(宮崎県)
    宮崎市立加納中学校 1年
  • 母は私が小学1年生の頃から仕事をしていますが、仕事場の姿を見るのは初めてで、いつも家事で忙しい母の姿しか見たことがありません。そこでの母は想像した以上に忙しそうでした。仕事中は常に止まることなくお客様に対応する姿に、自分の満足がいく良いショットは撮れませんでした。でもこの写真は、母が家族に見せる笑顔と変わらぬ笑顔でお客様と接する姿で、自然で一番良いと思った一枚です。

佳作

「パン作り一筋40年、最後の夏」

  • 「パン作り一筋40年、最後の夏」
  • 石田 梨花子(東京都)
    瀧野川女子学園中学高等学校 2年
  • 私達の地元で四十年、夫婦二人で続けていたパン屋さん。私も父もそこの素朴な味のパンが大好きでよく買っていました。そんなある日、店を七月いっぱいでやめてしまうと聞き、『少しでも二人の姿が残せれば』と思い、自分の苦手としている人物写真にも関わらずチャレンジしました。「自分たちも食べるものだから」と天然酵母のパン作りを続けていたそうです。パン生地をこね、切り分け、成形するおじさんの真剣な眼差し。お店を閉めてしまう前にその姿を残したくて、モノクロ写真で表現しました。

佳作

「クリエイターの1日」

  • 「クリエイターの1日」
  • 青木 咲壮(大阪府)
    大阪市立天満中学校 1年
  • ホームページを作る会社を見学させて頂きました。普段お仕事で使う一眼レフのカメラをお借りし、アングルや表情などの撮り方を教わって、私も仕事の体験をさせてもらいました。クリエイティブな仕事は思っていたのとは異なり、パソコンに向かって皆さん真剣に取り組まれていらっしゃったので、驚きと尊敬を感じました。

団体奨励賞

  • 下妻市立東部中学校(茨城県)
  • 野村 陽子 先生
  • 生徒達の撮った写真は、仕事をする家族や大人の真剣さを感じ取り、素直な気持ちで撮影したよさを感じさせてくれます。それらの写真は、一目で現場の雰囲気を感じさせ、見る人はそこに一緒にいるような気持ちになります。また、写る人物や撮影者の気持ちも伝えてくれます。そんな生徒の写真を見る楽しみの中、今回の受賞はこの上ない喜びとなりました。ありがとうございました。生徒の成長を願いつつ、今後も『はたらくすがた』の写真を見ていこうと思います。

トップへ戻る