「暑さに負けるな」
「八百屋のおじさん」
「海で生きる父の顔」
「伊賀くみひも」
「一つ一つ心をこめて」
「つなぐ力」
「水道管を工事している人」
「伝統を伝える手」
「結城紬を織る祖母」
「盛り付ける職人の手」
「はたらくお父さん」
「いつもの光景」
「制服が似合う駅員さん」
「いつも笑顔なパン屋さん」

アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2018年中学生の部入選作品

グランプリ

「暑さに負けるな」

  • 「暑さに負けるな」
  • 新納 志帆(宮崎県)
    宮崎市立加納中学校1年
  • 私の母は、宮崎の暖かな日差しを生かしたビニールハウスでミニトマトを作っています。夏のビニールハウスの中は40℃を超え、写真を撮りに行った日の私もすぐに汗だくになりました。母はいつもこの中で仕事をしており、本当に凄いと思います。そんな中で私がカメラを向けた時に、母はおもいきり笑ってくれました。私はそんな母が大好きです。

準グランプリ

「八百屋のおじさん」

  • 「八百屋のおじさん」
  • 鈴木 わかな(東京都)
    練馬区立南が丘中学校1年
  • 私がこの写真を撮影した理由は、学校の帰り道で八百屋の店先を通る時、私が「こんにちは!」と言うと「よっ!おかえりっ!」と元気に言ってくれるおじさんが、「はたらくすがた」にぴったりで、素敵な写真になると思ったからです。撮影の時も笑顔で仕事を楽しんでいると感じましたが、腰を痛めているようで、今後も身体を大事に元気でいてほしいと思いました。

優秀賞

「海で生きる父の顔」

  • 「海で生きる父の顔」
  • 佐藤 愛華(北海道)
    増毛町立増毛中学校3年
  • 私は父の仕事を見るために船に乗りました。この時季はタコがとれていました。この場面は浮きを海に入れる準備をしているところです。家計を支えるため毎朝3時ごろに起きて海へ出る毎日で、休みの日は寝ていることがよくあります。仕事姿の父は家でリラックスしている時と違ってどこか清々しくて楽しそうな様子でした。

優秀賞

「伊賀くみひも」

  • 「伊賀くみひも」
  • 服部 真宝(三重県)
    セントヨゼフ女子学園中学校2年
  • 組紐は、私の住む三重県伊賀市に伝わる伝統工芸品です。最近は着物を着て帯締めをする人が減り生産数も少なくなっていますが、この素晴らしい技術と伝統を多くの人に知ってほしいという思いで作品を撮影しました。松島組紐店のおばあちゃんのリズミカルな手の動きに見とれている間に、どんどんきれいな模様の組紐が組み上がっていきました。

佳作

「一つ一つ心をこめて」

  • 「一つ一つ心をこめて」
  • 飯沼 昌汰(茨城県)
    茨城県立古河中等教育学校1年
  • この写真の方は、僕のあこがれでもある寿司屋の親方です。親方はどの場面、どの瞬間でもお寿司をにぎっている時は、常に心を温かくする笑顔です。そして、握っているお寿司一つ一つに心を込めることで、お客様との間に深い「絆」を築くことを大切にしています。そんな親方に僕は憧れています。僕も親方のような人を幸せにする笑顔あふれる大人になりたいという思いを込めて、この一枚を撮りました。

佳作

「つなぐ力」

  • 「つなぐ力」
  • 飯村 遙斗(茨城県)
    水戸市立赤塚中学校1年
  • これは猛暑の中、自宅のベランダから撮影した1枚です。
    夏休みに、家の前に数台のトラックと高所作業車が2台入ってきました。作業は互いに声を掛け合い、暑さなど感じさせない真剣な表情でケーブルを慎重につないでいました。その視線はプロの目。そんな作業をする姿につながる力を感じ、僕はカメラのシャッターを押しました。

佳作

「水道管を工事している人」

  • 「水道管を工事している人」
  • 泉 凌太(島根県)
    島根大学教育学部附属中学校1年
  • 普段、何不自由なく水道を使用できるのは、定期的に管理をしている人がいるからです。私達の生活のために、暑い時でも、限られた工期の中で、点検や修理に一生懸命取り組んでいる人がいるということを知ることができました。今回の撮影を通して、私達が安心して水を使うことができるのも、工事をする人達がいるからだということを忘れないようにしたいと思いました。

佳作

「伝統を伝える手」

  • 「伝統を伝える手」
  • 金城 大空(沖縄県)
    那覇市立真和志中学校2年
  • 僕の家の近くに、やちむん通りという伝統工芸品を作る工房が集まる地域があります。
    そこで働く人々の思いを写真に表したいと思ったこと。そこで作られる壺屋焼の素晴らしさを伝えたいと思ったこと。この2つの思いから、育陶園陶芸体験工房に撮影の協力を直談判し、撮影しました。目に伝統工芸を未来に残そうという熱い情熱が宿っていると感じる瞬間を切り取ったのがこの作品です。

佳作

「結城紬を織る祖母」

  • 「結城紬を織る祖母」
  • 篠﨑 壮太(茨城県)
    結城市立結城東中学校1年
  • ぼくの祖母は、結城紬を織っています。朝から一日中、はた織り機に向かい、トントンと音を立てて一生懸命織っています。ぼくも、小学生の時、学校で地ばた織りを体験し、結城紬がユネスコ無形文化遺産だと知り、祖母の仕事がとても素晴らしいものだと思いました。三年前には祖母のがんばりが認められ瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)が授与されました。いつまでも元気で、トントンと音を響かせ結城紬を織ってほしいと思います。

佳作

「盛り付ける職人の手」

  • 「盛り付ける職人の手」
  • 髙木 璃乃(東京都)
    練馬区立南が丘中学校1年
  • 私のおじいちゃんは、割烹料理屋を営んでいます。日本海でとれた魚をさばいておさしみにしたり、定食を出したりしています。私は小さい頃からよくおじいちゃんの所に遊びに行っては、お店で働くおじいちゃんの姿を見てきました。とってもおもしろくて笑わせてくれるおじいちゃん。その人柄と明るさが常連のお客さんを沢山呼んでいるのだと思います。そんな、私が尊敬しているおじいちゃんの1枚です。

佳作

「はたらくお父さん」

  • 「はたらくお父さん」
  • 長浜 カルメン 七海(東京都)
    富士見丘中学高等学校1年
  • 私の写真は父がスペイン伝統の豚の生ハムのショーの練習中の写真です。父は、スペイン語以外話すことができませんが、日本でスペイン料理の講師の仕事もしています。そのクラスを何度も見ている私は、伝えようとする強い意志を持てば、言葉は通じなくても気持ちは伝わることを学びました。私はそんな父を尊敬しています。

佳作

「いつもの光景」

  • 「いつもの光景」
  • 平島 千尋(茨城県)
    茨城県立並木中等教育学校3年
  • 私の祖母は朝早くから夜遅くまでずっと畑にいて、色々な種類の野菜を育てています。私はそんな祖母の「はたらくすがた」を幼い頃から見てきました。いつも家族のためにおいしい野菜を育ててくれる祖母にとても感謝しています。私が健康に成長できたのは毎日はたらいてくれている祖母のおかげです。これからも元気でいてほしいです。

佳作

「制服が似合う駅員さん」

  • 「制服が似合う駅員さん」
  • 廣瀬 亜都子(神奈川県)
    北鎌倉女子学園中学校3年
  • 電車に乗っている時から姿勢がとてもきれいでした。同じ駅で降りたので声をかけて写真を撮らせていただきました。写真を撮る際に、敬礼のポーズをしてくださいました。また、笑顔で対応してくださいました。その女性の駅員さんは、誇りを持って仕事をしているのだと思いました。

佳作

「いつも笑顔なパン屋さん」

  • 「いつも笑顔なパン屋さん」
  • 山本 涼葉(三重県)
    セントヨゼフ女子学園中学校2年
  • これは、近所のいつも私がよく行くパン屋さんのお姉さんです。ドアから入ってきたお客様に、「いらっしゃいませ」と優しく声を掛けています。お姉さんはどんなに忙しい時、大変な時も笑顔のままでいるのでとても魅力を感じました。私もどんなに忙しくても笑顔を絶やさず、周囲の人も思わず笑顔になれるような素敵な女性になりたいです。

団体奨励賞

  • 倉吉市立西中学校(鳥取県)
  • 教諭 中山 歩み 先生
  • このたび団体奨励賞をいただき光栄に存じます。
    このコンテストは、近年の情報機器の普及により、生徒達が非常に簡単に取り組むことができます。また、題材も「はたらくすがた」ということで、家族について考える機会を生徒達に持たせると共にキャリア教育にもつながると感じています。 今後も生徒達の作品制作への意欲を喚起していければと思います。ありがとうございました。

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