「未来へ」
「作る楽しさ」
「魂」
「一緒懸命」
「これでよし!」
「伯父の仕事」
「炙」
「真心こめて」
「手塩にかけて」
「画面越しの授業」
「わたしの好きな副校長先生」
「下駄屋のおじいちゃん」
「いいの入ってるよ」
「あやとり職人」
山梨大学教育学部附属中学校

アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2021年高校生の部入選作品

グランプリ

「未来へ」

  • 「未来へ」
  • 渥美 満優子(愛知県)
    豊川高等学校2年
  • 道路工事の現場を撮影する機会をいただきました。そこには遠くベトナムから来日し、先輩に教わりながら夕陽を浴びて測量に励む実習生たちの姿がありました。コロナ禍の中であっても、その瞳は希望に満ち、母国の未来を見ています。ベテラン、海外実習生が一つになって日本の国土ができていく様子を捉えることができました。

準グランプリ

「作る楽しさ」

  • 「作る楽しさ」
  • 髙田 琴奈(香川県)
    香川県立高松桜井高等学校2年
  • 私の祖母は毎年、畑で採れた新鮮な野菜を私達家族に届けてくれます。「野菜への愛は誰にも負けないよ!」と嬉しそうに野菜を見せてくれる祖母。その何とも楽しそうな表情に私はシャッターを切らずにはいられませんでした。太陽が照りつける暑い日でも一生懸命に働く祖母の姿は輝いています。祖母はこの撮影を通して私に働く事の美しさを教えてくれました。

優秀賞

「魂」

  • 「魂」
  • 仁井本 麻湖(香川県)
    香川県立高松桜井高等学校2年
  • 金毘羅を訪れた時に、出会った職人さんの作業が印象的だったので思わず撮影しました。機械化が進む中で手作業にこだわる職人魂が年季の籠った道具や手から感じられました。職人さんが、だるま作りは生きがいだと話していて、私も将来こんな風に誇れる仕事がしたいと思いました。これからも元気で作り続けて欲しいです。

優秀賞

「一緒懸命」

  • 「一緒懸命」
  • 山田 百音(熊本県)
    八代白百合学園高等学校2年
  • この写真は、私の母の知人である、い草農家さんの朝の作業風景を撮らせていただいたものです。午前3時から作業を開始されていると知った時、「自分の知らないところで、自分が見ていない時に頑張っていらっしゃるんだな」と感じました。この写真はその中から選んだ夫婦でい草を運んでおられる写真です。夫婦でともに協力し合い、元気に仕事に励んでおられる姿は、「今日の一日を頑張ろう」と私の背中を押してくれるような爽やかなものでした。

佳作

「これでよし!」

  • 「これでよし!」
  • 今村 匠(愛知県)
    愛知県立小牧南高等学校1年
  • 行きつけの自転車屋さんの、整備士さんにピントを合わせて撮影をしてみました。集団就職で都市部へ来たものの仕事に慣れることが出来ず、この自転車屋さんで働くことになり、色々な資格を勉強して習得し仲間たちと働いてきたが、時間が流れるにつれて自分一人になったと、語ってくださいました。移り変わる時代の変化によって、「この仕事もいつまで続くかわからない」と、思いながらも頑張る勇姿を捉えた一枚です。

佳作

「伯父の仕事」

  • 「伯父の仕事」
  • 梅木 煌理(愛知県)
    愛知県立刈谷高等学校1年
  • 私の伯父は、養豚場で働いています。この写真は、伯父が子豚にワクチン接種をしている様子です。我が子のように愛情を込めて育てている様子をたくさんの人に知ってもらいたいと思い写真を撮りました。豚舎は衛生管理が徹底されており、人が入場する際も病気を持ち込まないように様々な対策がされていました。

佳作

「炙」

  • 「炙」
  • 奥村 昂平(大阪府)
    大阪府立生野高等学校3年
  • 大阪の住宅街にある昔ながらの商店街で魚屋さんのご主人さんに撮影させていただきました。 近くにスーパーができてからは客足が遠のいているそうですが、長年の常連さんの為に働いていらっしゃる姿に感銘を受けました。 写真はカツオのたたきを炙っているシーンを撮影したものです。 撮影を通して、お客さんの信頼にこたえようとするご主人さんの職人魂を感じました。

佳作

「真心こめて」

  • 「真心こめて」
  • 久保田 樹(香川県)
    香川県立坂出商業高等学校2年
  • この写真は学校の近くにある商店街にある和菓子屋さんで撮影した写真です。この女性が真剣にお菓子を作っている姿を脇役も入れながら撮影しました。また、ここで店主の方からこんな機械で餡子を練るということや、こんな道具で形をとっているなど、お菓子作りについて詳しく説明をしていただきながら撮影させていただきました。

佳作

「手塩にかけて」

  • 「手塩にかけて」
  • 里見 悠(熊本県)
    八代白百合学園高等学2年
  • 撮影したのは、私たちの祖父母くらいの年齢の方で、優しく、たくさんのことを教えていただきました。柿の種類や干し柿の作り方、柿の美味しい食べ方など・・・。そして、こんな楽しい撮影の中で、時折見える真剣な表情から、柿への愛情を感じ取ることができました。柿に語りかけているような、優しい愛情あふれる表情を狙って撮影しました。

佳作

「画面越しの授業」

  • 「画面越しの授業」
  • 重松 由衣(愛媛県)
    愛媛県立今治西高等学校2年
  • 画面越しに授業をしてくださっている世界史の先生です。新型コロナウイルスの影響により自宅でのリモート授業を経験しました。対面の授業とは違うところが多く困ったこともありましたが、図などを書いたりと少しでもわかりやすい授業になるよう先生は工夫してくださいました。制限が多い中ですが今できることを精一杯取り組んでいこうとこの写真から前向きな気持ちを持つことができました。

佳作

「わたしの好きな副校長先生」

  • 「わたしの好きな副校長先生」
  • 成瀬 桔梗(高知県)
    高知大学教育学部附属特別支援学校 高等部2年
  • わたしは副校長先生のはたらいているすがたが大好きです。とくに電話をしているところがお気に入りで、職員室の入り口から、そっとのぞいて見ています。副校長先生がはたらいているすがたを見ると、わたしもがんばろうって思います。

佳作

「下駄屋のおじいちゃん」

  • 「下駄屋のおじいちゃん」
  • 松下 日向子(岐阜県)
    関市立関商工高等学校2年
  • 郡上の徹夜踊りを陰ながら支えてきた下駄屋のおじいちゃん。新型コロナの影響で徹夜踊りが中止となり、心なしか浮かない表情でしたが、快く撮影に応じてくださりました。その場で下駄作りを見せてくださり、下駄が完成した時のおじいちゃんの素敵な笑顔の瞬間を写真に収めることができて、とっても嬉しくなりました。

佳作

「いいの入ってるよ」

  • 「いいの入ってるよ」
  • 三浦 柊介(埼玉県)
    立教新座高等学校3年
  • 商店街を歩くと大きな声で挨拶をしてくれる魚屋の店主さん。その笑顔と声がとても気持ちよくて、ついつい買ってしまいそうになると同時に元気を貰えます。そんな魅力を伝えたいと考え、お店に立ち寄りオススメを聞いたところ、大きな声で嬉しそうにいろいろと教えていただいたので、その表情を切り取りたいと思いシャッターを押しました。

佳作

「あやとり職人」

  • 「あやとり職人」
  • 道畑 あおい(和歌山県)
    和歌山県立神島高等学校3年
  • 今まで、漁港で働く漁師の方を何度も撮影してきました。「ほら見て。こういう風に網はなっているんや。」と詳しく教えてくれたのは、この方が初めてでちょっぴりうれしかったです。その後も、世間話や漁のこと、魚のことなど話をしながら撮影しました。これからも、出会いを大切にしながらいろんな人を撮っていきたいと思っています。

団体奨励賞

大阪府立生野高等学校

  • 大阪府立生野高等学校(大阪府)
  • 写真部顧問 吉田 允彦 先生 / 写真部一同
  • この度は、団体奨励賞に選んでいただき、ありがとうございました。今回の受賞は、現役の写真部生徒とこれまで写真部の活動に励んできたたくさんの先輩方の力が合わさって成し遂げられたものです。これを励みにして、今後も被写体になって下さる方々への感謝の心と日々の出会いを大切にして、写真を楽しみたいと思います。生野高校写真部のモットー、「撮ってよし」「撮られてよし」「それ見てよし」を忘れず、頑張ります。

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