グランプリ

- 「私のおじいちゃんは修理屋さん」
- 森下 ふうか(京都府)
京都聖母学院中学校3年生
- 私のおじいちゃんはバイクの修理屋さんをしています。毎朝早くから仕事場へ行き、金属と汗の匂いをさせながら、私が寝た頃に家に帰ってきます。私の生活リズムと全く異なるため、同じ家に住んでいるのにもかかわらず、一緒にゆっくりご飯を食べたり話したりしたことが今までありませんでした。そんな中、勇気を持って1人でおじいちゃんの仕事場へ行き、おじいちゃんの仕事をしている姿を撮りました。いつもは見られない真剣な眼差しで壊れたバイクと向き合い、慣れた手つきで何度も何度も動くかどうかを試している姿を見て、とてもかっこいいと思いました。人間が生活するにあたり使っているものはいずれ壊れてしまう、愛用していたものだとよりつらく感じてしまう。それを少しでも癒すために活躍する修理屋。私のおじいちゃんは、バイクを直す修理屋としてそんな仕事をずっと続けていて素敵だなと強く思いました。
準グランプリ

- 「僕たちの家を作ってくれている大工さん」
- 浅見 七八(埼玉県)
桶川市立桶川東中学校1年
- この写真は、僕たち家族の家を建ててくれている大工さんの写真です。この日はちょうど上棟で、基礎の状態から一気に家の形まで作りあげる大工さんの勇ましい姿を写真で残しておきたいと思い撮りました。夏休み中でとても暑い日だったので、大工さんたちはまるで水を浴びたように汗だくで、木の板を肩より上にあげ運ぶ姿がとても印象に残りました。僕たちの家を建てる大工さんたちは作業の時にはとても真剣でいかつい顔をしていて、でも休憩の時には優しい顔で笑う大工さんがかっこよかったです。
優秀賞

- 「力仕事」
- 片山 琥太郎(静岡県)
伊東市立対島中学校3年
- この写真を撮ったとき、僕はかっこいいと思いました。とても暑い中で、一生懸命に仕事と向き合う叔父の姿は、真剣な表情と力強さを感じました。建設業で、暑い中でも体力を使い、力仕事が多く、それを黙々とこなしている姿は、何とも迫力があり、かっこいいと思いました。
優秀賞

- 「一生懸命な母」
- 田島 心平(東京都)
目黒区立目黒中央中学校1年
- お母さんが妹に英語の勉強をみているときに撮った写真です。お母さんは一生懸命教えようとしているのに、妹はちょっとおふざけ顔です。だけど、愛情をたっぷり感じる写真だから、僕は好きです。ぼくはお母さんの仕事はすごいと思います。家族のためにシェフの役割をしたり、虫歯にならないように歯科衛生士さんのようなことをしたり、僕たち家族のスケジュール管理、マネージメントまでしています。さらに、勉強を教える先生役までやっているんです。お母さんの仕事に休みはありません。一人で何役もの仕事をしてくれているお母さん、ありがとう。
佳作

- 「秋の収穫」
- 澤木 敦司(岐阜県)
可児市立西可児中学校3年
- 私が関ケ原に行った時に、撮った写真です。夏も終わり米の収穫時期、たくさんの藁をまとめているおばあさんに出会い、お願いして、撮影させてもらいました。90歳だそうです。まだまだ若い者には任せられないそうです。とても元気で、笑顔が素敵で、この写真を見ていると、とても元気を貰えます。いつまでも元気でいて欲しいと思います。
佳作

- 「お母さんの仕事の姿」
- 須田 楓(栃木県)
小山市立乙女中学校1年
- 私のお母さんは、ガソリンスタンドで働いています。お母さんは洗車が上手く、洗車をすることが大好きです。そんなお母さんが洗車しているところをこの写真1枚に収めようと思い撮影しました。夏は暑くて、冬は寒くて手が凍り付くほど辛いと言っていました。お母さんはすごいと思いました。これからも感謝したいと思います。
佳作

- 「鉄工場の長」
- 傳 晴人(静岡県)
裾野市立富岡中学校3年
- この写真は僕が溶接体験をした工場にお願いをして撮影させてもらいました。被写体の方は工場の中でも高齢とのことでしたが、ムードメーカーでもあるようで、皆に囲まれ楽しそうにしていました。技術もあり歳を重ねてもこのように生き生きと働きたいと思いました 。
佳作

- 「恩師の教え」
- 長島 聖星(神奈川県)
函嶺白百合学園中学校2年
- いつもお世話になっている方は誰だろうと考えた時、撮りたいと思ったのが、Y先生でした。この先生は、生徒や他の先生方に笑顔で、そして大きな声で挨拶をする、私の憧れの先生です。また、授業もとても分かりやすく、テストで高得点が取れます。Y先生を撮らせていただいて、「先生」という職業は、授業内容を分かりやすく教えられるだけでなく、生徒を思う心が必要なのだと思いました。
佳作

- 「ひょっこり祖父」
- 南部 夏歩(長崎県)
長崎県立長崎東中学校1年
- 私の家は、長崎市内で唯一の洋服仕立屋です。店主である祖父は、76歳の今も朝から晩まで熱心に仕事をしています。私にとって1番身近で尊敬する人は祖父です。撮影した時はいつもの笑顔を照れながらも見せてくれました。祖父に馴染んでいる道具たちと、長年培ってきた技術を惜しみなく使い、その手から生み出される洋服にロマンを感じます。
佳作

- 「コロナウイルスと戦う父」
- 古木 花音(神奈川県)
函嶺白百合学園中学校2年
- 私の父は内科医です。新型コロナウイルスにより仕事も大きく変化しました。院内感染という言葉に怯える患者さんやPCR検査が必要な患者さんを駐車場で車内診察することもあり、感染対策のため防護服を着て診察をしています。コロナだけでなく、慢性疾患からも患者さんを守るために奮闘する父を応援しています。
佳作

- 「幕が上がるまで」
- 堀井 椿(大阪府)
大阪市立天満中学校1年
- 私は舞台を見ることも立つことも好きです。そんな舞台の幕が上がるまでの準備でどんなことをやっているのかが見られて体験できるツアーに行ってきました。そこではプロフェッショナルの仕事がたくさん見られました。中でも私は照明の仕事にひかれました。高いところにある照明を長い棒を器用に動かし光の当たり方を微調整していました。この棒はかなり重いようです。この方はそんなことを感じさせない手さばきで調整し指示通りに光を当てている姿がかっこいいと思いました。
佳作

- 「本と人を結ぶ母」
- 三神 卯乃(山梨県)
山梨大学教育学部附属中学校2年
- 小さい頃から、よく母と一緒に図書館に行っていましたが、母が実際に働いているところは見たことがなかったので、見ることができて嬉しかったです。そして、図書館での仕事と家事を両立してどんな時も笑顔で頑張る母は、私の誇りで自慢だと改めて感じることができました。また、普段の生活の中で本と出会い元気や力をもらえているのは、本と関わる機会をつくってくれる母たち司書のおかげだと思いました。
佳作

- 「努力が行き着く場所」
- 宮元 萌衣(大阪府)
大阪市立大桐中学校3年
- 写真の人は私の叔父にあたる方です。叔父はどんな時も笑顔で明るい人です。どうしていつも笑顔でいられるのかと疑問に思い父に聞くと、叔父は中学校卒業後、高校には行かずホテルのレストランで修業をしてこの年になって初めて自分の店を出せたと言われました。私は、努力は報われるとはこういう事なんだなと思いました。そして夢を叶えて自分だけの厨房に立ちお客さんに料理を作る叔父の姿を撮りたいと思った事が一番の理由です。
佳作

- 「寿司屋の厨房」
- 山田 涼太(静岡県)
伊東市立対島中学校2年
- 僕がこの写真を撮影した理由は、僕の家がお寿司屋さんだからです。僕はいつも大将が魚をさばいている姿を見ていて、とても迫力があったので惹かれました。体重は50㎏、大人と同じ位の体長のアブラボウズを力強くさばく大将の姿はとてもかっこいいです。僕もいつかあのように大きな魚をさばけるようになりたいと思いました。
団体奨励賞

- 山梨大学教育学部附属中学校(山梨県)
- 教諭 奥田 陽介 先生
- 本校では、 総合的な学習の時間において、 職業や自分 の将来について学習する「生き方学習」を行っています。 実際に、働く人の姿を見て、その姿から「働くこと」の意義やさまざまな職業によって社会が成り立っていると学ぶことは、自分の将来について考えるよいきっかけとなっています。被写体として協力してくださった方の真剣な眼差しや、素敵な笑顔から、生徒は多くのことを学んだようです。
