グランプリ
- 「いつまでも」
- 大石 楓華(熊本県)
八代白百合学園高等学校2年
- 古くからある映画館での撮影。映写室内部にも案内してくれました。「昔はこうやって上映していたんだよ」と優しく話してくれたご主人。昔を懐かしむと同時に、この仕事を続けていくという強い意志を感じました。ロビーに戻ると、そこには来場された地元の方の姿。皆に愛されているこの場所を残さなければと思いました。
準グランプリ
- 「母のおにぎり」
- 田村 祐奈(愛媛県)
愛媛県立新居浜商業高等学校3年
- 私の母は、おにぎりのキッチンカーをしています。夏は暑く冬は寒い大変な仕事ですが、「お客さんの喜ぶ姿がうれしいから頑張れる!」と母は言っています。いつの間にかおにぎりの種類も増え、30種類近くを頑張って作っています。そんな姿を見て、私はさらに母を好きになりました。母の作ってくれた料理を毎日食べられることがとても幸せです。
優秀賞
- 「自慢のシャインマスカット」
- 松下 日向子(岐阜県)
関市立関商工高等学校3年
- 祖父自慢のシャインマスカットの収穫の時期がやってきました。祖父のシャインマスカットは、とっても甘くておいしいです。いつも私が一番初めに味見させてもらっています。「おじいちゃんのシャインマスカットとってもおいしいよ」と伝えるととびっきりの笑顔で喜んでくれます。私の自慢の祖父です。
優秀賞
- 「冬支度」
- 鰐渕 真央(新潟県)
中越高等学校2年
- 学校の校門前に植えてある木の冬囲いをしている業者さんを撮りました。雪が降る寒い中、腕を伸ばして木に縄を縛っている姿に感動しました。
佳作
- 「一歩ずつ前へ」
- 伊藤 伸晃(愛知県)
豊川高等学校3年
- 夕陽が沈む直前、今日の仕事は終了します。現場監督は最後の最後まで皆の安全を見守ります。土木工事は長丁場です。一日一日、コツコツと、地道にこれからのより良い未来を作っています。現場の撮影で出会った人たちの情熱とチームワークを強く感じました。「少し先の誰かの未来のために」。それを心に働く姿は、とてもカッコ良かったです。
佳作
- 「日々の安全に感謝」
- 栗原 琉生(埼玉県)
埼玉県立秩父農工科学高等学校2年
- 隊長に敬礼しているシーンが私の捉え方では日々安全を管理してくださっている隊長や、安全で出動の少ない毎日に敬礼しているように見えました。消防士は命について一番知っているような職業で、今日も生きていられる感謝をしているようにも見えました!
佳作
- 「私の家は梅農家」
- 越本 悠里(和歌山県)
和歌山県立神島高等学校3年
- 足が悪い祖母の代わりに畑の作業はすべて祖父が行う。大変なはずなのに、祖父はいつも笑顔。きっとそれは、祖母の笑顔のおかげだと思う。
互いを助け支え合い、55年ともに過ごしてきた祖父母。淡々と二人の日常を愉しんでいる。
私の大好きな祖父。祖父は、どんなときも笑顔だ。
佳作
- 「患者に寄り添って」
- 柴垣 光希(愛知県)
愛知県立刈谷高等学校1年
- 私がこの作品を撮影しようと思ったきっかけは、妹が虫歯の治療のために歯医者に行ったことです。歯を削ることに不安もあり緊張していた妹に、歯科衛生士の方が緊張がほぐれるように優しく話しかけていました。妹の少し安心したような表情から患者に寄り添う歯科衛生士の方のあたたかさを感じることができました。
佳作
- 「忙しない魚屋さん」
- 田里 友莉(沖縄県)
沖縄県立美来工科高等学校2年
- 牧志公設市場で撮った1枚です。活気あふれる市場に最初のうちは圧倒され、見る物すべて新鮮でしたが、その中の魚屋さんが、電話対応しながら接客をし、忙しそうにしながらもテキパキと仕事をしている瞬間を撮りました。
佳作
- 「愛の散布」
- 西牧 青唯(愛知県)
豊川高等学校1年
- 夏のある日、祖父が柿の消毒をしている姿を写真に収めました。おいしく柿が育つように、真っ赤な散布車でゆっくりゆっくり進みます。それに感謝するかのように柿の木たちが手をとり、祖父を見守っている姿が心に刺さりました。柿の木と祖父との愛情を感じたひとときでした。
佳作
- 「頑張れ先生!!」
- 藤本 沙彩(大阪府)
大阪府立工芸高等学校2年
- 学期末の大掃除の時に撮影しました。塗り残してしまったワックスをなんとか頑張って塗ろうとする担任の先生の姿は真剣で、でもどこかユーモアのあるポージングに教室は笑いが絶えませんでした。
佳作
- 「一心不乱」
- 丸山 世梨加(和歌山県)
和歌山県立神島高等学校1年
- 今年の6月、撮影でとある地域に行きました。歩いていると、どこかから機械の音が聞こえてきて、その音の方へ近づいていくと、小さな工場のような建物があり、そこに彼はいました。周りをうろうろしながら撮影する私を気に留める様子もなく、静かに淡々と作業に集中し、真剣に取り組む姿がとてもかっこいいと思いました。
佳作
- 「社会の足場」
- 森川 尊仁(大阪府)
大阪府立生野高等学校2年
- 足場は建築には欠かせない存在だが、建築物が完成する時には人知れず姿を消す。そんな足場を組む三人の作業者は正に「社会の足場」ではないだろうか?彼らの存在を伝えようと写真を撮ったが、一直線に並ぶ三人は躍動感に満ち、意外にも存在感に溢れていた。
佳作
- 「俺の使命は「通信で人の心を繋ぐ」こと」
- 若狹 康喜(愛知県)
愛知県立刈谷高等学校1年
- 普段見ることのできない、職場での働く姿がカッコよかったです。トラブルが起きると真夜中でも、旅行先でも仕事をするお父さん。何百万人というユーザーの通信を止めない!という使命感と責任感を持って働いていました。両腕に腕時計 と大量のPC、俺の父ちゃんカッコいいだろ。
団体奨励賞
- 福井県立丹生高等学校(福井県)
- 写真部顧問 竹内 祐子 先生
- この度は、団体奨励賞に選出していただき、心から御礼申し上げます。さまざまな職業のはたらく人々と話をしながら撮影をしていく過程が、生徒たちの視野を広げ職業理解につながっていきました。また、コロナ禍においてはマスクを外してもらう声かけが必要となり、コミュニケーション能力のハードルが一段階あがりました。そのような状況下においても生徒たちは町の人との交流を続けており、愉快なエピソードを聞くのが楽しみな毎日となっています。