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主婦採用のメリットとは?採用担当者が求人原稿で気を付けるべきポイントも解説

採用ノウハウ

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こんにちは。採用から定着・戦力化まで、人材に関するあらゆるご支援をしておりますアイデムのライターチームです。

主婦(夫)は、長く働いてくれる、コミュニケーションスキルが高い等の理由で、会社の戦力となるポテンシャルを秘めています。

今回は、主婦(夫)採用のメリットや、採用担当者が求人原稿で気を付けるべきポイントについて解説します。自社に合った方をパートで採用をしたいと考えている採用担当者様に、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

Index

「アルバイト」と「パート」の違いとは?

「『アルバイト』と『パート』は法的な違いがあるのでしょうか?」
人事採用の御担当者様からよくいただくご質問です。
実は雇用形態としての「正社員」「アルバイト」などの分類は、社会慣習的に分類されているだけで、特に法律などによる規定はありません。
雇用期間による分類という解釈から、期間の定めのない労働者「正社員」と、その他「契約社員」「アルバイト」「パート」など、期間の定めのある労働者に分類することは可能です。
また、世間一般のイメージとして、アルバイト=学生 パート=主婦(夫) として語られる場面がよくあるので、そのように認識されている方も多いようです。

学生/主婦(夫)/正社員転職 それぞれが仕事探しに動く時期

人事担当者様は、正社員、アルバイト・パート、新卒など多様な採用活動を担当しているケースも多く、多くのタスクを抱えています。
欠員が発生し、都度人事募集をかける場合と、事前に採用計画を立てた上である程度まとまった人数を採用していく場合がありますが、特に後者ではどの時期に欠員が出やすいか、どの時期に求職者が動くのかを把握した上で計画を立てることが重要です。
ではどんな求職者が、どの時期に仕事探しに動くことが多いのか、主な傾向を見ていきましょう。

学生が求職活動をする時期

学生アルバイトの求職活動において、1年で最も多くの学生が動くのは3月~5月です。アルバイトをメインにしたスケジュールを組みたい学生は、進学先が決まった3月頃から探し始めることが多いです。授業やサークルの予定が立ってからという学生は、4月のオリエンテーションが一通り終わった大型連休前後から探すケースが多いという傾向があります。
この時期は、求職者に比例して求人数も増加します。そのため、早めに掲載媒体を決める、面接官や教育担当など受け入れ側の準備をする、応募受付のフローを決めておく、などの対応を進めておくことが大事です。

主婦(夫)が求職活動をする時期

主婦(夫)の求職活動では、子どもが入園・入学し、新生活が落ち着いた4月~5月に最も動きがあります。家事・育児との両立のため、主婦(夫)は仕事選びの条件として「自宅から通勤しやすいか」を重視する傾向があります。それ以外にも「シフトの柔軟性」や「短時間勤務ができるか」を条件としてあげていることも多いため、柔軟な働き方が可能な職場は応募が集まりやすいといえます。
では、主婦(夫)の採用について、メリットや注意点等を具体的にみていきましょう。

主婦(夫)採用のメリット

主婦(夫)を採用するメリットは、大きく3点挙げられます。

1. 長期的に働いてくれる可能性が高い

主婦(夫)は、卒業のタイミングで退職する学生アルバイトと違い、自宅からの通いやすさや職場環境が気に入れば、長く在籍し働いてくれる可能性が高いです。
また、「いくら稼げるのか」よりも、「いかに働きやすいか」を優先する方が多いのも特長です。

2. コミュニケーションスキルやビジネスマナーが身に付いている

家庭に入る前に働いていた人が多く、基本的なコミュニケーションスキルやビジネスマナーが身に付いているので改めて教育する必要がない、というのも大きなメリットでしょう。
また、人によってはOffice系(ExcelやPower pointなど)を扱える場合もあり、任せられる仕事の幅が広がる可能性もあります。

3. 仕事を効率的にこなすことができる

普段、育児・家事に追われる中で、どうタスクをこなしていくかを考えながら生活していることや、子どものお迎えがあり残業ができず、時間内に仕事を終えなければいけないという条件下で仕事をしていることから、「効率」を常に考えて行動することができる方が多いのも特長です。

求職活動中の主婦(夫) 3つのパターン

「主婦(夫)」とひとことで言っても、子どもの年齢や、パートで短時間働きたいのか、正社員としてキャリアを積んでいきたいのか、家庭環境やキャリア感によって、仕事選びの際に重視するポイントも大きく変わります。
そのため、企業側ではどの層をターゲットにするかで求人広告上で訴えるべき内容が変わってきます。
一般的によくある、主婦(夫)の3つの型をご紹介します。

1. 正社員志望型

子育てをしながら、仕事のキャリアも積みたいと考えている主婦(夫)は、「時短勤務ができる」「テレワークの環境が整っている」など、子育てしやすい環境が整っており、且つ自分のキャリアに繋がる正社員で仕事を探しています。
子どもの入園・入学に合わせて正社員として仕事を探し始めるケースのほか、より条件の良い職場を求めて現在の仕事から転職を考えている人も少なくありません。

こういった方は、20代~30代で、新卒入社の正社員で総合職として働いてきた経験があり、基本スキルが高い人が多いのが特長です。事務的な仕事だけでなく、対人スキルも高いことから、接客・営業など任せられる仕事の幅も広がります。
正社員としてキャリアを積みつつ、子育てとの両立を叶えるため、子どもの行事や体調不良等に柔軟に対応できる職場であることを条件に仕事探しをしている人が多いのもポイントです。

想定年齢 20代後半~30代
重視するポイント すぐに働けること・在宅勤務など柔軟な働き方ができること
企業側の採用メリット ビジネススキル(ビジネスマナー・PCスキル等)や対人スキルの高い人物を採用できる

2. 短時間パート型

子どもが幼稚園や保育園、小学校に行っている日中の短時間だけ働きたい、という短時間志望の主婦(夫)も少なくありません。
短時間で仕事を探す主婦(夫)層の仕事探しの動機の多くは、教育費や生活費の足しにしたいというものです。平日の日中3~4日程度、自宅から通いやすい場所で働ける求人を探しているケースが多いです。
子育て優先の生活を送っていることから、「自分に合った条件の仕事があるか」が応募のカギとなります。短時間で勤務可能な主婦(夫)層の募集をかけたいとき、勤務時間や日数、通勤手段などを見直すことで効率的な採用活動につながります。

想定年齢 20代後半~30代
重視するポイント 勤務日数、時間が合うこと、教育・研修体制、通いやすさ
企業側の採用メリット 職場近辺で条件にあった人材を低コストで採用できる

3. パート型

いわゆる「小4の壁」を越えた小学校高学年~中学生の子どもを持つ主婦(夫)は、子育てが落ち着いてきたタイミングで2の方より勤務時間を延ばしたり、資格を取る等キャリアアップを見据えて働きたいという人が増えてきます。
仕事への意欲は高いものの、子どもの帰宅時間には仕事を終えたい・土日は家族と過ごしたい・行事に合わせて休みを取りたいなど、仕事と家庭のバランスを重視する傾向にあります。

年代的には、30代後半~40代頃。仕事のブランクが長いため、働くことへの不安を払拭ができるかどうかが、採用する上で一番のカギとなります。

想定年齢 30代後半~40代
重視するポイント 教育・研修体制・通いやすさ・夜遅くならない・土日休み
企業側の採用メリット 時間に融通がききやすく、突発的な休みの少ない人材を低コストで採用できる

主婦(夫)採用を検討する上で、どの型にあてはまる層に訴求したいかイメージがついたら、「ペルソナ設定」に活用していきましょう。
次の項目ではペルソナ設定をはじめ、見直すポイントをまとめています。

採用HPや求人票で見直したいポイント4つ

1. ペルソナの設定

“30代くらいの主婦(夫)で社会人経験はあって基本的なPCスキルがあって…”というような大まかな人物像である「ターゲット」の設定ができている採用担当の方は多いかと思いますが、貴社採用活動にあたっての「ペルソナ」の設定はどうでしょうか。
ターゲットとペルソナの違いは具体性にあります。
「ターゲット」が年齢や性別、業務経験など大まかな条件を示すのに対し、「ペルソナ」はよりリアルな環境・条件等を想定した人物像を指します。

【具体例】

  • 35歳女性・都内在住
  • 正社員SE職で勤務する夫、10歳女児・6歳男児と暮らす4人家族
  • 不動産企業で営業事務をしていたが、結婚を機に退職
  • 子ども2人が小学生になり、手が離れてきたのを機に近場で短時間の勤務を考えている。子どもの学校にあわせて土日休み、下校にあわせて17時には終業できる仕事を探している
  • 営業事務の経験を活かして、オフィスワーク系の仕事を希望している

ペルソナをしっかり設定し、その人に響くためにはどういったメッセージが有効なのか、どういった条件面を打ち出せば目に留まるかを考え、求人広告に反映することで、採用したい人物=ペルソナに設定した求職者からの応募が期待できます。

2. 従業員にアピールしてもらう

社内にペルソナ設定した人物像に近い社員がいれば、応募動機や働きだした当初の感想などを聞きとり、求人広告に反映させるのも有効な手段の一つです。また、保育園への送迎時間などプライベートを含めた一日のタイムスケジュール例や両立のコツなど、具体的な例があると働くイメージがつきやすく、好印象です。「自分と環境が似ている」ことから「自分にもできるかも!」と応募に繋がりやすいです。

3. 良いところだけではなく、条件面や大変な部分も明記する

求人広告では良いところばかりをアピールしたくなるものですが、採用人数が決まっている以上、条件がマッチしていない応募ばかり集まっても求職者・企業側双方にメリットがありません。
入社してからミスマッチが発覚し退職、といった事態にならないよう、必要なスキルや条件、仕事をする上で大変な面も記載し、ミスマッチを防ぐことがポイントです。
また求めるスキルは、なぜ必要なのか、どういう場面で使うのか、を記載すると、イメージがつきやすいです。

4. 働く人や場所がイメージできるよう、写真や動画を用意する

視覚情報は非常に大事です。文字では現しにくい空気感やイメージを伝えられるので、動画を活用する企業が増えています。短くまとまった動画であれば、家事育児と並行して行う忙しい求職活動の中でも職場の雰囲気を掴んでもらえるので、おすすめです。

「ペルソナを決めかねている」「募集職種ごとにペルソナが違う」「以前設定したペルソナでミスマッチが発生し、再考したい」など、ぺルソナに関してのお悩みは是非アイデムにご相談ください。

まとめ -アルバイト・パートの採用計画スタートにあたって-

従業員はお客様にとって「会社の顔」となりえる存在です。アルバイト・パート社員も、単に働き手というだけでなく、販売促進や顧客満足の面でも非常に重要な存在であり、だからこそ採用活動も疎かにはできません。ペルソナをしっかり設定し、会社にあった人材を的確に採用することが求められます。
採用後のミスマッチを軽減するために、まずは仕事内容やターゲット像、応募要件の設定などを見直してみてはいかがでしょうか。とりわけ重要なのは仕事内容です。

例えば販売・接客スタッフなら、『どんな商品を』『どんな顧客に』販売するのか、『お客様に印象の良い接客のコツは』『バックヤードでやってもらうことは何か』など、作業レベルまで落とし込み、仕事のときの服装や道具・ツールなどできるだけ細かく箇条書きで整理していきます。この作業単位の箇条書きから、業務をこなすために本当に必要な要件やレベルが見えてきます。

ターゲットを明確化する際、性別や年齢だけを最優先要件にしないことも重要なポイントです。主婦(夫)をターゲットにしていても、上述したようにそれぞれ希望する仕事への条件は異なります。採用後のミスマッチを防ぐためには、適性と能力を基準に、「自社で活躍してくれそうか」という観点で採用することが大切です。
その上で、設定したペルソナから、その人が魅力に感じること、希望に合うと感じることはどんなことなのか、懸念すること・不安に思うことは何なのか・それを払拭するにはどんな内容を求人情報に盛り込むべきか、などを具体的に考えていけるとよいでしょう。

アイデムでは、ペルソナ設定からご相談いただくケースが非常に多くなっています。
特に、「採用はできたがミスマッチが多い」とお悩みの企業様は、ぜひ一度ご相談くださいませ。

アイデムには、人材採用から戦力化までの一連のプロセスにおける多様なノウハウがあります。
最適な人材を採用し、定着・戦力化するまでのすべての過程でサポートさせていただきます。

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