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マネージャーに求められるスキル7選とは?優秀な人材の育成方法も解説

組織開発

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こんにちは。採用から定着・戦力化まで、人材に関するあらゆるご支援をしておりますアイデムのライターチームです。

ビッグデータや人工知能など、デジタルテクノロジーが急速に発達する現在では、ビジネス環境が激しく変化しています。その大きく変化する流れのなかで、会社がマネージャーに求める役割もまた変化し、多様化しています。

この記事では、様々なタイプのマネージャーのあり方や、マネージャーに求められている7つのスキルとは何か、優秀なマネージャーを育成するために会社ができることなどについて解説します。

アイデムには、人材採用から定着・戦力化までの一連のプロセスにおける多様なノウハウがあります。
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Index

マネージャーとは

マネージャー(manager)とは、和訳すると支配人、経営者、管理者という意味です。「マネジメントの父」といわれるピーター・ドラッカーは、マネージャーの主たる役割として組織の目標設定や目標の達成、人材の活用などをあげています。

会社において、マネージャーは組織やチームのマネジメント、業務管理、従業員の育成や指導などを担う人を意味しています。一般的には管理職の立場の人を指し、会社運営が円滑に進むように、組織を管理することが主な役割です。マネジメントとは、チームとして成果が上がるようにメンバーを機能させることを意味します。

マネージャーは、自身が何か具体的な業務を進めるのではなく、メンバーがいかに成果を出せるように業務を進められるかを考える立場であるため、チームの業務を円滑に進めていく上でいなくてはならない重要な存在です。

会社がマネージャーに求める役割

会社がマネージャーに求めているものは多岐にわたります。マネージャーは具体的にどのような役割を担うのかを見ていきましょう。

経営理念やビジョンをメンバーに伝える

会社の経営陣とメンバーの間で、マネージャーは橋渡し的な役割を担います。

会社には経営理念やビジョンがありますが、何もせずに一般社員まで浸透させるということは難しいです。マネージャーがメンバーに、会社の理念やビジョンを具体的な業務に落とし込みながら分かりやすく伝えることで、一般社員にも考えが浸透し、社員一丸となり会社の目標に向かって取り組めるようになります。

目標達成までの計画立案と業務遂行

マネージャーは部署を任されると同時に、目標を与えられます。その目標を達成するための計画を立て、メンバーにどう業務を遂行してもらえるかを考えることがマネージャーの役割です。

メンバーという人的リソースなど、割り当てられた予算や物資を効率よく活用し、目標を達成することが求められます。

メンバー配置の決定

部署内において、人材をどのように配置して、どのような業務を進めてもらうかは、マネージャーが決定します。人には得手不得手がありますので、1人1人の特性を理解して、適材適所を意識した配置を考えることが重要です。

また、メンバーにとっても、自分の得意なポジションで活躍できることは、仕事にやりがいを感じることに繋がります。個人の性格や得手不得手を把握できるよう、メンバーそれぞれと日ごろからよく会話をするように心がけましょう。

目標設定とフィードバック

メンバーの仕事のパフォーマンスを高めるためには、適切な目標の設定が重要です。目標設定後は、最終結果が出るまで待つのではなく、随時目標までの道のりを可視化しつつ、フィードバックをする時間を設けましょう。フォードバック時に、メンバーの目標の認識や業務遂行の方向性がずれていた場合には、早めに軌道修正をすることが大切です。

メンバーのモチベーション管理

メンバーのモチベーション管理もマネージャーの重要な役割です。メンバーのモチベーションによって仕事の生産性が左右されるといっても過言ではありません。メンバーが意欲的に、自主的に業務に取り組むことができれば、部署の目標達成にも良い影響を与えます。

部署全体のモチベーションを高めるために、メンバー間で活発なコミュニケーションが取れる環境を作ることや、役職に関係なく意見を言い合えるような信頼関係の構築に力を入れましょう。

人材育成

メンバーに業務の指示を出すだけではなく、どう仕事に向き合うべきか、どう業務を進めていくべきかといった、教育をすることもマネージャーの業務の一環です。メンバーの成長は、個人の能力向上だけでなく、部署全体の生産性を高めることにも繋がります。

業務に関する知識やスキルをただ教えるだけではなく、モチベーションの管理やメンバー間のコミュニケーションの取り方、不明点をすぐに聞けるような環境づくりも含めて育成を考えていきましょう。

マネージャーが人材育成をするには、マネージャー自身が人材育成のための知識やスキルを付ける必要があります。アイデムでは、管理者向けの研修も多数ご用意があります。

外部の研修をうまく活用し、マネージャーの人材育成スキルの向上にお役立てください。

【アイデムおすすめ研修】

マネージャーのタイプ

「マネージャー」と一口に言っても、プレイングマネージャーやゼネラルマネージャーなど様々な呼称があります。これは、業種や業態、与えられた地位や権限により、マネージャーに求められる役割が異なるためです。

下記では、マネージャーのタイプから主だったものをピックアップし、その意味や役割などを解説します。

プレイングマネージャー

プレイングマネージャーは、従業員とともに現場に立つと同時に、組織内の管理業務も担うタイプのマネージャーです。プレーヤーとマネージャーの2つの役割を兼任することから、現場を支える原動力として重宝されています。

2つの役割を担う性質上、プレイングマネージャーには現場とマネジメントの両方の視点を持つ必要があり、バランス感覚と広い視野が求められます。また、果たすべき役割が多く、業務過多などによるトラブルに注意したいポジションです。

近年、多くの会社がプレイングマネージャーを導入しています。背景の1つとして考えられるのは、人件費削減です。現場の優秀な従業員にマネジメント業務を任せることにより、管理職の人件費削減を狙いとしています。

ファーストラインマネージャー

ファーストラインマネージャーは、ライン組織において、現場の従業員のマネジメントや管理業務を担うタイプのマネージャーです。

ライン組織とは、社長、部長、課長、係長、従業員というように、最上位から最下位までの指揮系統が明確な組織のことを指しています。多くの日本の会社でライン組織が採用されており、一般的には、係長や課長などの役職の方がファーストラインマネージャーに該当します。

ファーストラインマネージャーには、現場での意思決定や従業員への適切な指示、人材の育成などの役割が求められます。

セカンドラインマネージャー

セカンドラインマネージャーは、ファーストラインマネージャーの上位管理者のことを指しており、一般的には部長や局長以上の役職の方が該当します。組織の構築や目標設定など、組織全体の管理・運営が役割です。

セカンドラインマネージャーの役割は、ファーストラインマネージャーが担う役割よりも広範囲となります。会社が最大のパフォーマンスを発揮するための人材配分、利益を生み出すための事業計画や目標設定など、組織全体を対象とするマネジメントが求められます。

また、会社が社会的な責任を果たせるように、コンプライアンスの遵守や労働環境の改善へ配慮しなければなりません。このように、セカンドラインマネージャーには会社全体の成長を考慮した役割が求められます。

ミドルマネージャー

ミドルマネージャーとは、いわゆる「中間管理職」にあたる役職全般を指します。ファーストラインマネージャーやセカンドラインマネージャーも両方ともミドルマネージャーに含まれます。

会社においては、経営陣と従業員という立場の離れた層の間に位置するポジションで、一般的に課長や部長などの役職の方が該当します。

ミドルマネージャーの主な役割は、会社の目標や方針を決定する経営陣と、現場で業務を遂行する従業員の「橋渡し」を担うことです。会社の目標に最適な業務計画を作成・実行し、目標達成に必要な従業員の管理・育成が求められます。

会社における課題が高度化・複雑化している近年では、現場の意見・データを迅速に経営方針へ反映していくプロセスは非常に重要です。ミドルマネージャーは、柔軟な意思決定や円滑なコミュニケーションで重要な役割を担います。

エリアマネージャー

エリアマネージャーは、小売業やサービス業など、各地域に多くの店舗数を抱える業態で採用されるタイプのマネージャーです。

エリアマネージャーは、文字のとおり、担当「エリア」のマネジメントを担います。担当エリアの店舗管理や在庫管理、売上向上のための施策などが主な役割です。その他、各店舗に属する従業員の教育や人的管理、店舗運営のためのサポートなどもおこないます。

また、本社・本部と各店舗の仲介も大切な業務です。本社で決定される伝達事項を各店舗へ周知し、現場の店舗で生じる問題点を吸い上げ本社へ伝える役割も求められます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、1つのプロジェクト全体を進行・管理するタイプのマネージャーです。

アプリやシステム開発など、プロジェクト単位での業務が多いITやWeb業界で採用されている形態になります。

プロジェクトマネジャーは、プロジェクトの成果物を期日までに納品できるよう、プロジェクトを円滑に進行する役割を担います。クライアントとの交渉に始まり、プロジェクトに参加する従業員の選出、企画立案、進行管理など、仕事内容が多岐に渡るポジションです。

また、プロジェクトの全体を把握するため、システム開発に関する業務に精通していることが求められます。幅広い知見と管理能力の問われる役職です。

ゼネラルマネージャー

ゼネラルマネージャーは、会社の上層部に属し、会社の方針や経営戦略など重要事項の決定権を持つタイプのマネージャーです。英語表記(General manager)の頭文字をとった略称、「GM」に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

ゼネラルマネージャーは、欧米では、代表取締役や執行役員など経営陣に相当することが多くなっています。一方、日本の会社においては、工場長や支店長、局長など、一定のグループのマネジメントを担当する役割を担う傾向にあります。

このように、ゼネラルマネージャーは同じ職名であっても会社により権限や地位が大きく異なります。取引先のゼネラルマネージャーと折衝するときは、相手の持つ権限や地位に配慮しつつ、交渉する必要があります。

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優秀なマネージャーに共通する7つのスキル

前項で紹介したように、マネージャーはタイプにより求められる役割や能力に違いのあるポジションです。しかし、組織をマネジメントし、よりよい方向へと進むよう働きかける点では共通しています。

下記で紹介している項目は、多くの優秀なマネージャーに見られる能力です。

  1. 人材の能力を把握し、適材適所で仕事を割り振る
  2. 新しい手法を導入し、従業員がより効率よく業務を進められるようにする
  3. 従業員のモチベーションを把握し、フォローしたり、モチベーションを高めたりする
  4. 従業員への評価、フィードバックを的確におこない、パフォーマンスの向上を図る
  5. 他部署間の調整(業務や情報連携がスムーズになるよう、人材配置などを調整する)
  6. 時間管理、日程スケジュールの管理(業務が滞りなく進んでいるか確認していく)
  7. 危機管理、トラブルなどを的確に対処する

マネージャーの第一の役割は、管理下にあるメンバーのマネジメントです。したがって、人材を見極め適切な業務配分をする、業務の効率化を図るなどの能力が、マネージャーには求められます。

また、多くの従業員を統括するマネージャーには、メンバーと円滑なコミュニケーションを図れる能力も重要です。メンバーのモチベーションの把握やフォロー、評価のフィードバックなどを通じ、メンバーをサポートする必要があります。

さらに、他部署との調整や業務遂行のためのスケジュール管理、問題が発生した際に速やかに対応することも、マネージャーに求められる能力です。

優秀なマネージャーを育成するために会社ができること

マネージャーに任じられる従業員の多くは、業務経験を積んでマネージャーへと昇格します。しかし、現場で業務を遂行するプレーヤーとして求められる能力と、マネージャーとして求められる能力には大きな隔たりがあります。

したがって、優秀なマネージャーを育成するためには、会社によるサポートが重要です。下記では、3つの観点から会社ができることを紹介します。

マネージャーの育成に関する研修をおこなう

マネージャー育成の第一歩は、研修などを通じたマネジメント業務の習熟です。研修といっても様々な形態がありますが、まずは前任者からの引継ぎにより、業務内容を把握させることが大切です。

また、会社内にロールモデルとなるマネージャーがいる場合は、実体験を話す研修会を実施することも効果的です。行動や考え方の具体的な模範を示すことにより、新しくマネージャーとなった従業員は、マネジメント業務の実情をイメージしやすくなります。

なお、外部の育成研修セミナーを利用し、マネジメントを体系的に学ばせることも1つの手段です。外部研修で得た知見を社内で消化し、会社内に研修制度を整備すると、将来的な育成コストを削減することもできます。

他部署のマネージャーと意見交換、情報交換をする場を設定する

会社内でマネージャーを育成する際には、部署や職種を超えたマネージャー同士で面談することも効果的です。

月に1~2回、1回につき30分程度の時間を取り、他部署や他職種のマネージャーを集めて意見交換する場を設定してみましょう。参加したマネージャーは普段と異なる視点からのアドバイスが得られ、各部署への相互理解も促進されます。

近年、多くの会社で直属の上司と定期的な面談をする「1on1面談」が取り入れられています。さらに、他部署・他職種との関係性を強化することにより、広い視野を持ったマネージャーの育成が可能となります。

経営陣とマネジメントについて、意見を交わす場を設定する

前述のように、マネージャーは経営陣と現場の従業員をつなぐ大切な役割を果たします。そのため、会社の経営陣は、各マネージャーと定期的に意見を交わすことが必要です。

マネージャーは経営陣と意見交換をすることで、会社のビジョンや経営戦略をより具体的に把握できます。その理解をマネージャーが現場での意思決定に反映することにより、一貫性のある会社運営が見込めます。

なお、マネージャーには、問題意識などについて従業員にヒアリングすることを事前に指示しておくのもよいでしょう。現場の問題意識を吸い上げることにより、柔軟で迅速な意思決定へとつながります。

会社内での意見交換を活発化しマネージャーの育成を図ろう

マネージャーは会社における組織のマネジメント、業務管理、人材育成などを担う重要なポジションです。また、業種や業態、与えられた地位や権限により、様々なタイプを持つ役職でもあります。

優秀なマネージャーを育成するためには、会社の支援が必要不可欠です。

研修制度を整備するとともに、経営陣や他部署との意見交換を活発化し、マネージャーがパフォーマンスを最大限発揮できる環境をつくりましょう。

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